日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


2007年4月22日を表示

第3種旅行業務の範囲の拡大について 1

平成19年5月12日以降、第3種旅行業務の範囲が拡大されます。
ここでは、その概要について説明します。
1.旅行業とは?
2.旅行業法の目的・登録制度の概要
3.制度改正の背景・目的
4.制度改正の概要
 (1)「旅行業法施行規則」の改正
 (2)「標準旅行業約款」の改正
 (3)「企画旅行に関する広告の表示基準等について」の改正
 (4)「旅行業法施行要領」の改正
5.制度改正により期待されること
6.Q&A



1.旅行業とは?
 旅行業とは、旅行者や運送または宿泊のサービス(以下「運送等サービス」)を提供する者のため、自社以外の事業者による運送等サービスの提供について、契約の代理、媒介、取次ぎ等を行う事業のことをいいます。
(旅行業法第2条第1項)
 例えば、旅行者の依頼を受けて、ホテルやバス、航空券などの手配をする行為を、報酬を得て、事業として営む場合には、旅行業に該当します。一方、運送等サービスを含まず、レストランや遊園地などの予約・手配のみを行う場合には、旅行業には該当しません。
 また、いわゆるパッケージツアーについては、ツアーの中身に運送等サービスの提供が含まれる場合には、旅行業に該当します。一方、ツアーの中身に運送等サービスの提供が含まれない場合(レストランや動物園を歩いて回らせる日帰りのものなど)や、自社が運行するバスを使用してレストランなどを回らせる場合※には、旅行業には該当しません。
※ただし、自社のバスを使用して旅行者を運送する場合であっても、旅客自動車運送事業の許可を受けなければならないケースがあるなど、他の法令との関係には注意する必要があります。
 なお、国、地方公共団体又は公的団体が実施する公的事業等であっても、上記の事業を行う場合には、旅行業の登録が必要です。



2.旅行業法の目的・登録制度の概要
 旅行業法では、旅行業務に関する取引の公正の維持、旅行の安全の確保および旅行者の利便の増進を図ることを目的として、旅行業を営む者に対して登録制度を実施しています。
 旅行業の登録を受けずに、旅行業を営んだ者に対しては罰則が適用されます。
 表1:登録制度の概要
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanko/3syu-hyou1.gif
(表1の用語の解説)
・企画旅行
 旅行業者が旅行の計画を作成する旅行であり、運送等サービスやレストランなどのサービスの提供にかかる契約を旅行業者が締結し、これらにかかる料金を包括料金として一括で収受するものです。
 企画旅行のうち、「募集型企画旅行」とは、旅行業者によってあらかじめ旅行の計画が作成されているもの(いわゆるパッケージツアー)をいい、「受注型企画旅行」とは、旅行者の依頼を受けて、オーダーメイド式で旅行の計画を作成するもの(例えば、会社の慰安旅行の依頼を受けて、旅行業者が日程を組むもの)をいいます。
・手配旅行
 旅行の計画は旅行者自身が作成する旅行であり、旅行業者は、旅行者の依頼を受けて航空券やホテルなどの手配を個別に行い、手配にかかる手数料を収受するにとどまるものです。
・営業保証金(弁済業務保証金分担金)
 旅行業者は、自らの業務の範囲・年間の取扱額に応じて、あらかじめ供託所に営業保証金を供託する必要があります。旅行取引においては、通常、旅行者が旅行代金を前払いする形態がとられますが、万が一、旅行業者が倒産した場合には、旅行者が前払いした代金については、この営業保証金から返還がなされることとなります。
 また、旅行業協会に加入すると、営業保証金の5分の1の額を、弁済業務保証金分担金として旅行業協会に納付することで足ります。(なお、現在は、(社)日本旅行業協会、(社)全国旅行業協会の2つの協会があります。)
・基準資産
 旅行業者の安定した経営を維持し、もって消費者保護に資するため、旅行業者は、自らの業務の範囲に応じた額の基準資産を有している必要があります。
 基準資産額は、
 基準資産額=総資産額-(総負債額+営業保証金額(弁済業務保証金分担金))
※ここでいう「総資産額」とは、貸借対照表上の資産総額から、「創業費その他の繰延資産及び営業権」の合計額を除いた額をいいます。
により算定されます。
・旅行業務取扱管理者
 旅行業者は、営業所ごとに旅行業務取扱管理者試験の合格者(国家資格を有する者)を選任し、当該営業所における取引の公正などについての管理・監督を行わせる必要があります。
 なお、表1のとおり、平成19年4月現在、第3種旅行業者は、募集型企画旅行を取扱うことができません。



3.制度改正の背景・目的
 近年、日本人の旅行スタイルが、従来の「通過型」・「団体型」の物見遊山的な旅行から、訪れる地域の自然・生活文化・人とのふれあいを求める「体験型」・「交流型」・「個人型」の旅行へと転換しており、長期滞在型観光、ヘルスツーリズム、エコツーリズムなどの「ニューツーリズム」への需要が高まっているなど、旅行者ニーズが多様化・高度化しています。
 また、こうした中、とおりいっぺんの旅行では飽きたらず、旅行者本人のライフスタイルを体現する手段として旅行をとらえ、本物の価値を追求し、時間やお金を贅沢に消費する旅行者層 ~「価値志向」の旅行者~ が現れてきています。いわゆる「団塊の世代」が2007年以降に大量退職期を迎えるのに伴い、「時間」・「金」・「知的好奇心」・「旅行経験」が豊かなこの旅行者層は、今後大きく増加していくことが見込まれます。
 「観光立国」の実現に向けた観光需要の拡大(新たな旅行需要の創出や、これによる地域の活性化)のため、このような旅行者ニーズの多様化・高度化や、「価値志向」の旅行者の増加に対応した旅行商品を提供することが課題となっています。すなわち大量送客を前提とした「定番」の旅行商品の造成のみならず、地域独自の魅力を活かした地域密着型の旅行商品の創出への取組強化が求められていると考えられます。
 そのため、国土交通省では、地元の観光魅力を熟知した中小の観光関係者が主体となった創意工夫に満ちた旅行商品の創出を促す観点から、一定条件下で第3種旅行業者も募集型企画旅行が実施できるようにするための制度改正を行いました。

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4月22日(日)23:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理

ロッキー

4月20日、待望のあの映画が公開!
  
あまりにも有名なあのテーマでお馴染み「ロッキー」完結編 
  ロ┃ッ┃キ┃ー┃・┃ザ┃・┃フ┃ァ┃イ┃ナ┃ル┃
  ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛

世界中であまりに有名なボクシング映画「ロッキー」の
完結編が、4月20日(金)全国的に公開されました。

どんなに打ちのめされても
前に進み続ける・・・
けしてあきらめずに

NEVER GIVE UP
自分をあきらめない

主演のシルベスター・スタローンは、なんと現在60歳。
スポーツとして最も過激な1つであるボクシングを舞台に
観客を圧倒する名演技を繰り広げる様はまさに圧巻。

今作はスタローン曰く「過去最高の仕上がり」という自信作。世界中で大ヒットを記録した第一作「ロッキー」を強くイメージした、原点回帰の作品に仕上がっているそうです。

やっぱりハリウッドスターは60を超えても輝いています。世界中で大きな注目を受けている今作品。

人生に疲れてしまった人、何かから逃げたいと思っている人に見て欲しい。元気をもらって欲しいです。

ロッキーファンサイト「Hi! ROCKY」
http://www.rockyfan.jp/



4月22日(日)08:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | テレビ・映画 | 管理


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