甲州石班沢 |
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| 葛飾北斎 冨嶽三十六景 「甲州石班沢(こう しゅうかじかざわ)」 江戸の人々の心をつかんだ藍色 藍一色の濃淡を基調にして描かれた藍 摺絵(あいずりえ)の傑作。
藍色は、江戸時代後期に西洋から輸入された顔料、ベロ藍(プルシャンブルー)によるもの。
北斎は、それまで日本になかった、鮮やかなこの藍色を取り入れ、一大旋風を巻き起こしたのです。
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| 朝もやに霞む富士と突き出た岩の上に立ち、漁をする親子が描かれています。岩場から漁師が網を打ち、子供が捕れた魚を魚籠にいれていています。
甲州石班沢(表題は「石斑沢」の誤刻です。)は、甲州の南、笛吹川・荒川・釜無川が合流して富士川となる辺にあり、現在の鰍沢町辺りの富士川急流、かって富士の大鮎は、他の川の鮎十匹分にあたるといわれ、その頃の川の様子が窺えます。
親子の姿をじっと見詰めていると、富士山に見えてきたのは私だけでしょうか?
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4月15日(日)18:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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波の夢 |
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| その男、江戸本所割下水生まれ。 住所不定、職業、絵師。 改名すること三十一回 転居すること九十二回 当代一の売れっ子でありながら、破れ長屋で赤貧にあえぐ暮らしぶり。
誰もが首をひねりました。 その振る舞いに。 そして誰もが唸りました。 その画の凄みに。
男の名は葛飾北斎。
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4月15日(日)15:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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