日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


2009年8月11日を表示

費用構造改革をするKNT

近畿日本ツーリスト(KNT)の2009年1月1日~6月30日の連結業績は、純損失が83億300万円(前年:41億6900万円の損失)となった。

世界的な経済危機による景気悪化の理由の他に
・個人消費の低迷
・企業の出張自粛
・新型インフルエンザ
などが追い討ちをかけ国内外の需要が落ち込んだ。

営業収益は前年比15.2%減の287億7000万円
営業損失は44億4400万円(同:35億8800万円の損失)
経常損失は42億5500万円(同:33億7400万円の損失)
であった。

KNT単体では、営業収益が15.1%減の229億9100万円となった。
国内旅行、海外旅行、国際旅行いずれも前年に比べて減収減益であった。
特に海外旅行における個人旅行は30.2%減の4億1800万円、団体旅行は24.7%減の21億1700万円と大幅に減少した。

KNTでは、2008年11月に発表した中期経営計画を修正、販売構造および、費用構造の改革を進めるとともに中期経営計画の財務目標を修正した。

経済の先行き不安や新型インフルエンザの影響で、個人・法人の需要がともに減退していることから、販売構造および費用構造の革新を進めていく。

業績目標を修正するとともに2012年度の目標額を新たに設定し、連結の経常損益は2010年度に17億円(修正前:26億円)、2011年度に35億円(同:40億円)、2012年度に41億円の利益計上をめざす。

販売構造改革は、
(1)個人旅行事業
(2)団体旅行事業
(3)グローバル事業の3分野を対象に施策を実施する。

個人旅行事業・・・ウェブ販売を強化。
メイトおよび、ホリデイのウェブ専用商品の開発や提携サイトとの連携をすすめ、ウェブ販売での売上高を09年度見込みの120億円から2012年度は400億円に引き上げる。また、約75億円を投資して販売基幹システムを開発する。検索機能向上や操作の簡便化や、デジタルテレビなどの新技術に対応した販売チャネル拡大が目的で、2011年に稼動する予定だ。

団体旅行事業・・・首都圏でのSIT商品の造成、地方では教育市場やコンベンション市場を強化。特に地方では地域密着営業を強化し、北海道および九州地区の組織を分社化する。スケジュールや具体的内容については現在調整中だ。

グローバル事業・・・アジアでのビジネスを強化。まずは09年10月に韓国に現地法人を設立し、今後、タイやインド、香港、台湾などへの進出も視野に入れている。
アジアでのグローバル事業の営業収益は、今年度は5億から10億円の見込みだが、2012年度には90億円の計上をめざす。


一方、費用構造改革では、
年金制度の給付水準引き下げは10年度の夏の開始を計画しており、対象は約2300人の現役社員と約1300人のOB。これにより、20億円程度の削減を見込んでおり、今後調整していく。また、

赤字店舗の廃止
団体営業店舗130ヶ所のうち、10ヶ所程度

2008年度末には4000名だった要員を2012年度に3500名規模に縮小計画。
減少する500名の内訳は、
希望退職・・・200名(今年度中募集)
自然退職・・・100名
分社化・・・・200名

このほか
・グループ会社を含めた効率化と費用削減
・売上原価の見直しを実施
・人件費で約35億円
・ウェブ販売強化による提携販売店の手数料減少で約30億円から40億円
・店舗見直しによる賃貸費用や諸経費で約20億円の営業費用削減を見込む

年金制度改革や赤字店舗の廃止、要員規模の適正化を進める。

厳しい状況は、旅行業界全体に言える。

日本旅行(東京、非上場)が発表した平成21年6月中間連結決算は、世界同時不況や新型インフルエンザの流行が響いて最終損益は25億円の赤字だった。
年同期の16億円の赤字から最終損失が膨らんだ。
売上高に当たる営業収益は前年同期比20.0%減の221億円。

企業の業績悪化に伴う出張抑制のほか、新型インフルエンザ流行を受けた修学旅行の延期がマイナス要因となった。



8月11日(火)23:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理

シルクツアー

シルクツアー会議

日時:平成21年8月11日(火)18:30~20:30
場所:佐野観光株式会社
参加:4社
会議議題:シルクツアー 9月以降の集客状況確認。


9月のおすすめ
2日(水):越中八尾おはら風の盆

格子戸のある宿や土蔵造りの民家が往時のたたずまいを偲ばせる越中八尾。
その町並みを吹き抜ける二百十日の大風をおさめ、五穀豊穣と永世の繁栄を祈るために、江戸時代、生活の中から見いだし、町を練り歩いたことが始まりだったそうです。多くの人の思いと創造力によって唄と踊り、演奏が一体となった今のおわらへと進化しました。
おわら節をバックに踊るおわら風の盆の踊りは、素朴でゆったりとした情緒漂うもので、見る人の心にしみいり、気品高く唄い踊り継がれる気持ちを和ませてくれます。

「モデルコース」
田沼6:10=<高速>=11:40昼:ますのすし本舗 源12:30=15:00越中八尾おわら風の盆23:30・・越中八尾23:45+++富山24:15=<高速>=7:45田沼
※参考コースです。 

17日(木)「やまなみ号」で行く 湯沢温泉

佐野7:06+++10:35湯沢==ホテル双葉==湯沢15:32+++18:17佐野
・お座敷列車
・車内は、カラオケ・飲物付き
・昼食は、ホテル双葉(飲物・お風呂用フェイスタオル付き
非日常を日帰りで体験。


11/23(日)川越散策と長瀞ライン下り
NHK連ドラ「つばさ」の川越と紅葉の長瀞路
・川越散策
・割烹旅館二葉(昼)
・宝登山神社参拝
・長瀞ライン下り

12/27(日)2009年最後の買物納め築地魚河岸買物
今年もありがとうセール
・築地 9:30~13:30
・都内ショッピング (今年はどこに?)

10月から12月までの予約状況を確認。
今後も小山地区・栃木地区・佐野地区・田沼地区・足利地区の地元に密着をした旅行をご提供できるように努力をしていきます。
※佐野観光の企画募集として4社(業務協定)にて協力。



8月11日(火)21:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | シルクツアー | 管理


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