日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


2010年7月17日を表示

信州 小布施と無言館 日帰り

各地の天気をピンポイント検索をすると予報は、曇り、そして夕方から雨
バスが7時10分に配車される。
傘を2本用意(大きい傘、折りたたみ傘)し、乗車する。



予報を裏切り、天気は晴れ
途中、小布施の中心街を抜けて、最初の目的地は、曹洞宗 梅洞山岩松院です。

〒381-0211長野県上高井郡小布施町雁田
℡026(247)5504 Fax026(247)6560

文明4年(1472)に開山されたお寺です。
戦国の武将福島正則や葛飾北斎、俳人小林一茶ゆかりの古寺でもあり、境内には福島正則の霊廟や一茶が「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」という句を詠んだ蛙合戦の池や庫裡・鐘楼・坐禅堂・総ひのき造りの仁王門があります。
            
岩松院 句碑・霊廟・水車・仁王門


本堂の大間には21畳敷もある迫力の天井絵は、葛飾北斎最晩年の大作、実際に舞っているかのような迫力「大鳳凰図」です。完成は今から160年以上昔の嘉永元年(1848)、北斎は89歳といわれています。

別名、八方睨みの鳳凰ともいわれその鋭い目はどこからみても私を睨んでいるように見えます。 160年以上を経た今でも保持されている鮮やかな色彩にも関心をしてしまいます。画面には、絵皿の跡など制作時の痕跡が残っているそうです。 そして、この絵には、かくし絵があります。北斎が生涯敬慕してやまなかった富士山が描かれています。皆さんも見つけてみてくださいね。
※注意、本堂内撮影禁止です。

そして次は、昼食場所へ。



また、小布施の中心街へ向いながら、看板、案内板の色の統一や広い歩道の工夫。オープンガーデン?の看板も見え、広く一般の人々に自宅の庭を開放しているおもてなし印だそうです。町には100余りのオープンガーデンがあり、それを目的に訪れる方もいるほどです。

年間100万人の観光客で賑わう小布施の中心をなす北斎館の隣にたたずむ白壁づくりの和風な建物が、今回昼食でお世話になった小布施の栗菓子の始まりと言われている「桜井甘精堂 北斎亭」さんです。桜井幾右衛門が文化五年(1808年) に創製した「栗落雁」は、創業200年の歴史ある一番老舗の栗菓子屋といわれている老舗です。

昼食は、名物栗おこわ定食(北斎御膳1,620円)をご賞味頂きました。栗菓子甘味喫茶の飲食のほか、地元特産品コーナーもあります。
暑い日は、人気のマロンソフトクリーム(300円)。美味しかったです。

長野県上高井郡小布施町大字小布施上町810-3
※小布施町北斎館よこ
TEL 026-247-5740/FAX 026-247-5740
※専用駐車場あり:お食事、お買い物をされた方に駐車券を差し上げます。

明日、小布施町のマラソン大会。前夜祭もあり観光客とアスリートの方々がこの街を訪れています。賑やかです。



北斎館の入館券を昼食時に各自にお渡しいたしました。
食事もマイペースで約2時間30分の自由行動です。

「小布施の北斎」を世に出そうと昭和40年代に、様々な試みを繰り広げ その集大成として開館したのが、北斎館です。地元に残る北斎の作品の流失を防ぎ、また北斎が天井画を描いたこの町の祭り屋台の保管にも万全を期し、さらには小布施が北斎研究の拠点となるようにと願いを込めて建設された北斎館は、その後の小布施が進む方向性を決めた建物です。
北斎館
長野県上高井郡小布施町大字小布施485
TEL 026-247-5206

栗の小径のご案内町並み修景事業の一環としてつくられた遊歩道で、栗の間伐材を敷きつめられたことから名づけられました。
栗の木は水に強く、かつては鉄道の枕木は栗と決まっていたほどです。 また歩いてみると、木の柔らかさと温かみが足に伝わります。

また、小布施オープンガーデンは、庭園の所有者の好意と善意にもとづいて実現できるものです。それが、100軒以上あるなんて住んでいる人々の心の豊かさを感じます。楽しく鑑賞し、交流することも出来ました。感謝。

 長野県小布施町の地酒
水が豊なところには、いいモノ、いい人がいる。

栗菓子、ソフトクリーム、お酒と食べたり、飲んだりと非日常をお客さまは、楽しんでいただけたろう。

北斎館を出て右に歩く隣に建つのが甘味処おぶせ庵です。元祖 栗ソフトのお店で、季節の旬の果物を使った種類豊富なソフトクリーム(各種350円→300円)を頂きました。

プリントアウトしてご利用ください。


おぶせ庵
〒381-0201 長野県上高井郡小布施町489-1
TEL:0120-47-6353 FAX:0120-47-6505



先週、北陸で町興しの講演を終えて、もどられた来たばかりの堀内社長。

住んでいる街が好きですか?
街の歴史や文化、きっといいモノがありますよ。
住んでいる人々が自信を持てる街づくり。
いつまでも住みたい街を自分たちでつくりましょう。

本物時代。いいモノが残る。



無言館は、窪島誠一郎氏により、信濃デッサン館の分館として平成9年に開館した美術館です。
第二次世界大戦中、志半ばで戦場に散った画学生たちの残した絵画や作品、イーゼルなどの愛用品を収蔵、展示しています。
平成20年9月21日(日曜日)から、無言館第二展示館がオープンしました。

〒386-1213 上田市古安曽3462 
電話0268-37-1650 FAX0268-37-1651
開館時間 9:00~17:00(7月~8月は18:00まで)
休館日
 ・7月~11月 無休
 ・12月~6月 火曜日休館(祝日の場合は開館、翌日休館)
個人団体とも1,000円(中学生以下は無料です。)

~窪島誠一郎著 無言館 戦没画学生「祈りの絵」(講談社)より抜粋~

野見山先生には黙っていたけれども、先生の亡き画友への鎮魂録「祈りの画集」にうたれて「無言館」建設を思い立った私の心奥には、戦争にとことこ苦しめられ、口にいえぬ辛酸をなめながら貰い子の私を慈育し、報われぬまゝ先年この世を去った両親への憐れみがあったと思う。

憐れみというのも甘い言い回しだけれども、私は死んでいった画学生のどの絵にも、あふれるような存命の歓びと肉親への感謝を発見して瞼がぬれたのだった。

親が生きているうち、何一つ孝行せず、すべてを子の手柄のように考えてきた自分の姿をふりかえってやるせなかった。同時に、父や母の背後にあった「戦争」をも一顧だにしようとしなかった自分がなさけなかった。

全国をめぐって戦没画学生の遺作を蒐めることは、そんな私自身の五十数年にわたる思いあがりの暦を、もう一どみつめ直すきっかけになるのではなかろうか。


途中、用意した傘を使うことになりました。
しかし、バスに乗るころは、御覧のような風景を望むことが出来ました。誰かの演出だろうか?


胸を熱くする。
命の尊さ。

2館を見学し,来月の終戦記念日が約1ケ月後に来ます。

館内のレストランで美味しい林檎ジュースジュース(400円)を飲みながら、戦争を知らない私には、息子たちの年齢に近い方々の絵と遭遇し、何を伝えられるか考えてしまいました。


若い方々にこのような美術館をご覧になって頂きたい。

帰路は,雷,雨に見舞われながら無事に到着。
大変お疲れ様でした。



7月17日(土)22:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 添乗報告  | 管理


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