日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


2010年5月13日を表示

幻の葛生原人と葛生化石館

幻の葛生原人
             
石灰工業が盛んな栃木県佐野市の葛生(くずう)地域(旧葛生町)の地層は、「葛生層」と呼ばれるほどの化石の宝庫です。

地元で産出した化石を展示する佐野市の葛生化石館は来館者を太古の世界へと誘ってくれる。

日本で唯一、ほぼ全身がそろって産出した『ニッポンサイ』の骨格標本など見どころいっぱいの館内。
八点の動物の骨のレプリカが『葛生原人といわれた骨』との説明書きとともにショーケースに並んでいます。



【葛生原人とは】
  
1950年から1951年にかけ、葛生で見つかった人骨が30万年以上前の旧石器時代のものとされ、名付けられた。
日本人の起源を探る重要な資料として教科書に載り、葛生の化石発掘は活発化した。

地元では原人を使った町おこしが盛んになり、1979年、化石館の前身である郷土資料室を開設。
1989年には商工会や町民有志による「くずう原人まつり」が始まった。

しかし、2001年、国立科学博物館などの研究によって、人骨は十五世紀前後のもので、クマやサルなどの骨も含まれていたことが判明した。
「葛生原人はいなかった」。
このニュースは全国で報じられ、町役場にも取材が殺到。その後も原人とされた骨が見つかった洞窟がある斜面には「出土跡」として残され、近くの公園では毎夏、原人まつりが開かれる。

旧葛生町最後の町長は「うすうす分かっていたし、ショックはなかった。原人はロマンだよ」と淡々と振り返る。

【葛生化石館】
〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1丁目11−15 TEL0283-86-3416

栃木県南西部,渡良瀬(わたらせ)川の支流秋山川の流域を占める安蘇(あそ)郡の旧町。中心市街は東武佐野線の終点。石灰岩層(鍋山層)があり,石灰石,ドロマイトが採掘される。


葛生地区発展の基である「石灰岩」などの地層は、古生代ペルム紀(2億数千万年前)の熱帯の海でサンゴなどが、光をいっぱいに浴びミネラル分や炭酸ガスを素に、石灰質の骨格をつくりその遺骸が海底に堆積して石灰岩になった。

年月を経て、その石灰岩が太平洋底の動きによって西に移動し、葛生の山々をつくりあげ、石灰岩は雨水等の浸食を受け、そこに洞窟ができたのです。

かつて(約50万~5万年前)、その周辺で棲息していた脊椎動物等の骨や角が、洞窟などから化石として発掘され、その地層は「葛生層」と命名され学会でも有名です。

そんな古代の様子を想像させる化石が、葛生地区には数多く産出しています。

葛生層の化石は、ほぼ完全な形で発掘された「ニッポンサイ」の復元骨格や、故鹿間時夫博士の収集した26種類の脊椎動物化石などが、葛生文化センター内の化石館に展示されています。

これらの資料は、足尾山地の形成や、新生代第4紀の脊椎動物の発展をたどる上できわめて貴重なものです。
館内は、「古生代ペルム紀」「中生代」「石灰岩」「葛生層」「現在の自然」の5つのゾーンに分けられています。

【開館時間】9:00AM-5:00PM
【休館日】
-毎週月曜日(月曜日が祝日のときは翌日)
-祝日の翌日
-年末年始(12/29から1/3)
-月末休館日(土日月を除く毎月末日)
【観覧料】 無料



5月13日(木)12:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 佐野市素敵なところ | 管理

モアナルア・ガーデンパーク

アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島のワイキキから車で30分ほどの地にある「モアナルア・ガーデンパーク」です。

所在地  2850 A Moanalua Road, Honolulu, HI 96819
開園時間 7:30~18:00(年中無休、入園無料)
天候不順、公園整備等により入園できない場合もあります。


地元の人々にとっての憩いの場として、また、観光スポットとして、多くの人々に親しまれています。

園内には、ハワイ原産に限らず、さまざまな植物が世界中から集められており、モンキーポッドも、そのひとつです。

モアナルア・ガーデンパークは、元々はハワイ王国を建国したカメハメハ王家の所有地で、園内には1850年代に建てられたカメハメハ5世のコテージなども残っている、歴史のある公園です。



ハワイに行ったら、ぜひ一度訪れてみてください。

「日立の樹」「この木なんの木」との愛称で呼ばれているこの木は、アメリカ合衆国ハワイ州・オアフ島の「モアナルア・ガーデンパーク」にあります。
名称「モンキーポッド(MONKEY POD)」
学名「サマネア・サマン(SAMANEA SAMAN)」
俗称「アメリカネム/サマンの木」の名前で亜熱帯の各地に広く分布している、中南米を原産とするマメ科の植物です。
 
モアナルア・ガーデンパークには、いくつかのモンキーポッドが生息していますが、「日立の樹」は、

高さ約25メートル
最大枝幅約40メートル
幹廻り約7メートル

公園内のモンキーポッドでは最も雄大で、美しい形をしています。



現在では「日立の樹」を見る現地ツアーが用意されるほど知られた存在となり、年間を通して多くの観光客の方々が訪れています。
 
みなさんが目にされる「日立の樹」テレビCMは、1973年に初めて放映され、以来、何度かのリニューアルを重ねて、現在放映中のCMで第9代となります。

初代CMでは「日立の樹」はアニメーションの樹でしたが、1975年の第2代CMで初めて、現在のCMと同じハワイ・オアフ島のモンキーポッドが登場しました。
 
以降、第3代はマンゴー、第4代はバニヤンツリー、第5代はカリフォルニアオークと、第3代から第5代のCMでは別の樹が使われましたが、第2代CMのモンキーポッドをまた見たいとの声も多く、1984年の第6代CMから、同じモンキーポッドが再び登場し、今日に至っています。



5月13日(木)07:13 | トラックバック(0) | コメント(2) | 旅行業界情報 | 管理


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