できないこと |
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| 私たちは、毎日の中に息づく「物語」を丁寧に感じ、それをわかる人と共有をすることで、日常を丁寧に過ごすきっかけを提案できる「旅行業者」でありたいと思います。
焦りや誤解や、たくさんの間違いをそのままにして、 毎日は前に進んでいきます。喜びや達成や、嬉しい気持ちをすぐに後ろの方へおいていて、毎日はどんどん前に進んでいきます。
目の前にあるのはいつも、今日という今だけ。
今日をやらなくてはいけないこと、 作らなくてはいけない、仕事の資料、 書こうと思っていてずっと書けない手紙。 伝えようと思っているのに、なかなか言えない思い。 そういう気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあると思います。
でもそういうたくさんの人の「できていないこと」を含んで、前に進んでいくのが、どうやら毎日の決まりのようです。
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| あたかも毎日を前に動かしているのは「できていないこと」の集積であるかのように。「日常」はそうやって、ループするように私たちの毎日とともにあります。
そして「できていないこと」を焦ったり憂いたりする気持ちは、昨日と今日と明日が、同じラインの上にあるから、より強く感じられるのかもしれませんね。
もちろん、わたしたちはそれでも、それぞれのラインの上を歩いていく。でも、つかの間その「日常」のラインを離れることは、意識すればできる。 それを伝えたくて「旅行」を提案しています。
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| 例えば「実家やおばあちゃんの家に帰ったとき」に感じる「これは私の日常なんだけど、日常の中の休息なんだ」という気持ち、それと近いものが「いい温泉宿」には、あるのじゃないかと。
裸になって、体を伸ばして、熱いお湯に浸かる。見上げれば、夜空に星たち。
昨日と今日とは続きだけど。 よく考えたら、10年前と雇今日だって続き、それならあったまってお風呂から出たら、あったかい布団の上に大の字になっつて寝てしまおう。
「できてないこと」は、そうなに簡単に「できないこと」なんだ。あなたがその「日常にの隣の日常」で、そんな風に今も少しだけでも肯定できたら、私たちにとって、それは、とても嬉しいことだと思います。
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2月4日(金)22:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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