日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


人権教育指導者養成専門講座

平成21年度 「人権教育指導者養成専門講座」が佐野市教育委員会主催で開催された。

先月の22日(月)に続き2回目である。
小学校PTAの人権教育指導候補者として受講させて頂きました。

期日:平成21年7月27日(月)19:00~20:40
場所:田沼中央公民館 大ホール
   栃木県佐野市戸奈良町1-1
   tel0283-61-1135
講話:「よき日のために」
講師: 戸田 眞先生


先生と部落問題のかかわり

戦後の部落解放国策樹立運動を経て、栃木県連合結成に奮闘した祖父。
・部落出身の「重い十字架」と友人のことば

部落差別とは
江戸幕府によって確立をされた身分制度を1871年(明治4年)8月に封建的身分制度の賤賞称廃止令によって廃止された。その3日後に、ある県の大庄屋から「この前の解放令だが、お上の都合で5万日の日延べになった」と言われ、2008年7月に5万日を迎えた。
   
この庄屋の意地悪な言葉が、5万日を経過した今でも「差別がなくらない」ということ。そして今夜の講演内容は「部落差別の現状とザ別の解消に向けて」~よき日のために~です。


差別は人権侵害
・差別は、人の自由を奪い、権利を侵害すること

結婚の自由、職業選択の自由、居住の自由、学問の自由など様々な権利の侵害

周りの人権問題
女性、子ども、高齢者、障がい者、外国人、同和地区出身者、アイヌ民族、ハンセン病元患者、HIV感染者、刑を終えて出所した人々、セクシャルマイノリティー、その他様々な人権問題

部落差別の現状
・日常生活 ・結婚 ・インターネット掲示板書き込み
・大量差別はがき事件
なんで、部落差別が起きるのか?
・人の本能
・法、制度や社会制度のしくみ
・無知だからこそ待つ「思い込み」

よき日のために

差別と闘い続けている人権の詩人江口いとさんの詩「人の値うち」が紹介された。
 
「人の値うち」  江口いと

何時かもんぺをはいてバスに乗ったら
隣座席の人は私をおばはんと呼んだ
戦時中よくはいたこの活動的なものを
どうやらこの人は年寄りの着物とおもっているらしい

よそ行きの着物に羽織を着て汽車に乗ったら
人は私を奥さんと呼んだ
どうやら人の値打ちは着物で決まるらしい

講演がある
何々大学の先生だと言えば
内容が悪くても
人々は耳をすませて聴き良かったと言う
どうやら人の値うちは肩書きで決まるらしい

名も無い人の講演には
人々はそわそわして帰りを急ぐ
どうやら人の値うちは学歴で決まるらしい

立派な家の娘さんが部落にお嫁に来る
でも生まれた子供はやっぱり
部落の子だと言われる
どうやら人の値うちは生まれた所によって決まるらしい

人々はいつの日
このあやまちに気付くであろうか

※急いで書き写したので、誤りがありましたらご了承ください。

江戸時代からの脈々と断ち切れない不条理。

難しい話題である。
大人が毅然とした態度を示さねばならないかと思う。

人の足を踏んでも、その足の痛みは、踏まれた人にしかわからない。

「痛い!」と言おう!
「危ないと」叫ぼう!

当事者に対して傍観者とならないことが、私達の使命。

今回は、質疑応答の時間がありませんでした。
2回の講座アンケートを記入し提出。

後は、自問自答・・・。



7月27日(月)21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自己啓発 | 管理

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