世界自然遺産に小笠原諸島 |
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| 国内4件目となる世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、島で独自の進化を遂げたカタツムリなどの陸産貝類や植物など独自の生態系に普遍的な価値を認められた。
ただ、登録で見込まれる観光客の増加で、自然への影響も懸念される。今後は遺産の価値を守り、観光と自然との共存ができるかが問われていく自然遺産の課題。
登録の決め手となったのは、 小笠原諸島は一度も陸続きになったことがなく、隔離された環境下で生物がさまざまな形で進化し、固有種率も高い。
・進化の過程も分かる独自の生態系。
なかでもカタツムリなどの陸産貝類は、化石も含め106種が確認され、現在生息している82種のうち76種が固有種となっています。
陸産貝類は世界的にも絶滅が進んでいるが、小笠原諸島の絶滅率は24%と低く、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)にも、生息状況の良さが評価されました。
今後は貴重な生態系をどのように守るかが課題。 世界遺産委員会は約6年ごとに遺産の定期報告を求めており、保全状態が悪ければ「危機遺産」のリストに記載、改善が見られない場合は登録抹消もある。
1978年に自然遺産1号となったガラパゴス諸島は、外来種対策と観光客管理が後手に回り、2007年に危機遺産に指定されたのです。
共生・・・。 その土地にいたものが、外から来たものに滅ばされる。 ゆえに、守ることは島民の使命のように思う。
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6月24日(金)23:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
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