県産野菜の出荷自粛要請 |
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| 栃木県知事は、本日夜記者会見し、宇都宮、上三川、下野、壬生の4市町7地点で生産された露地もののホウレンソウから、食品衛生法上の暫定規制値を最大で2・85倍上回る放射能が検出されたと発表した。
佐野市産のカキナも暫定規制値と同じ放射能が検出されたことから、県はJA栃木中央会、JA全農栃木や県内の直売所に、県内産ホウレンソウとカキナの出荷自粛と自主回収を要請した。
検査は農林水産省が実施した。 ホウレンソウからは放射性ヨウ素131が暫定規制値1キロあたり2000ベクレルに対し、最大5700ベクレル、放射性セシウム134と137が同じく500ベクレルに対し、最大790ベクレル検出された。 最大値はいずれも壬生町の検体だった。
放射性ヨウ素は全7検体で、放射性セシウムは5検体で規制値を上回った。
カキナは放射性ヨウ素が最大2000ベクレル、セシウムが最大で規制値を下回る280ベクレルだった。
知事は「福島第1原発の事故によるものが本県の農地に届いた」と指摘。
一方で放射性ヨウ素が最も多かったホウレンソウを1年間毎日15グラム食べ続けたとしても、放射線量は胃の集団検診1回分に相当するとし「健康には直ちに影響を及ぼさない。冷静な対応を」と呼び掛けた。
また「生産者には責任がないが、消費者の安全確保が最大のテーマであり、ご協力いただきたい。農家の支援策は今後詰めたい」とした。
同時に行ったネギ、県が独自に行った牛の原乳(生乳)の検査では規制値を下回ったか、検出がなかった。
県民に不安をあおることはないが、冷静に対応の最優先を見極めて頂きたいと願うだけです。
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3月20日(日)23:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | お知らせ | 管理
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