庭球訓 |
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| この一球は絶対無二の一球なり されば身心を挙げて一打すべし この一球一打に技を磨き体力を鍛へ 精神力を養ふべきなり この一打に今の自己を発揮すべし これを庭球する心といふ 【解説】 テニスプレーヤーの間であまりにも有名なこの名文は早稲田大学 OB の福田雅之助が、部に贈ったものである。 現在も部室には額にいれた直筆の全文が飾られている。 早稲田の選手のみならず幾多のテニスプレーヤーがこの言葉に感銘を受け勇気付けられた。早稲田の選手ではない松岡修造選手もウィンブルドンでマッチポイントを握った場面で 「この一球は絶対無二の一球なり」と叫んでサービスを放ちベスト 8 進出を決めた。 福田 雅之助 (ふくだ まさのすけ, 1897年5月4日 – 1974年12月22日)は、東京府豊多摩郡戸塚村(現在の東京都新宿区西早稲田)出身の男子テニス選手。 早稲田大学商学部卒業。主に大正時代に活躍し、全日本テニス選手権の第1回大会男子シングルス優勝者となった選手である。 彼は,日本に初めて「イースタングリップ」を紹介した選手としてよく知られる。 1926年10月25日、福田雅之助は当時の優れた女子テニス選手であった田村富美子と結婚した。その後はテニス・トーナメントの運営や、スポーツ記者などの著述活動に携わった。 「庭球する心」を記した有名な「庭球訓」は、1941年に早稲田大学の庭球部員の1人に贈られたものである。
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11月13日(土)05:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | スポーツ | 管理
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