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RELEASE 解放
午前中に、お電話を頂いた。 「社長 お陰さまで全ての手続きが終わりました。本当に、ありがとうございました。」
昨年の12月上旬には、心身ともに疲れきっていた元バス会社の社長からです。
時代の大転換期に様々な事情で、不幸にも経営状態が悪化する。堅実に業績を確実に伸ばしてもです。
元社長とは、何度も話を致しました。 健康、家族との生活、事業の展望を伺いました。 12月、2月、5月、8月と一緒に話をしました。 その間も電話でも話を致しました。
元社長の身の回りに悲しい出来事が多くあり、乗り越えて欲しいという思いが、御節介な性分の私を動かす。
今回も私が主催する勉強会に参加してくれた方の好意で、元社長も働くことが出来ました。ありがたいことです。
何度も何度も歯をくいしばり耐えてきた。そこから、解放をされたこと。命あっての人生です。互いに頑張りましょう。
最近、復活を遂げたバス会社の本や特集されているテレビがあった。 【株式会社はとバスの復活劇】 バスの保有台数136台、バスガイド180人、年間売り上げ145億円。さらには旅行新聞新社主宰の「プロが選ぶ観光バス」部門で8年連続1位を受賞と日本一のはとバス。
2010年創業62周年を迎えたはとバスは、元々は東京都が主導して東京観光のために作った会社です。つまりお役所生まれの企業で、現在も都が4割の株を持ち東京の観光バス事業を一手に引き受けてきたのです。
東京オリンピックの翌年1965年には利用者が122万人と大人気になったのです。しかし、その後マイカーの普及や地下鉄の整備などで徐々に観光バスの利用者は減っていったのです。
90年代後半には銀行からの借金が70臆円を超え倒産寸前に業績が悪化しました。
観光バスの老舗、倒産寸前の「はとバス」は、 「会社を潰したくなかったら耐えてほしい」と訴え、徹底した顧客サービスと社長以下全社員の賃金カットを断行。また社員自ら改善案を作る全社員サービス研修で社員の意識を変える改革を推進し同社を再建、短期間で復配にまで漕ぎつけるという離れ業をやってのけた。
攻めのコスト改革・意識改革の手腕は“経営幹部の行動学の鑑”とビジネス各誌で話題となったのが、記憶に新しいと思います。
はとバス再建時「現状維持は破滅。社員は大切に、ただし甘やかさず、仕事は厳しくすることが重要」と失敗・挫折から得た教訓だと思います。
「わが身を削って周りを明るく照らす、これこそがリーダーたる者の役割である」・・・リーダーろうそく論
【はとバス:ホームページ】
元社長も身を削って新しい職場で周りを明るく照らすリーダーになって欲しいと願います。
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11月5日(金)23:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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