日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


埼玉県日帰り旅行 小江戸川越と秩父の夜祭り

埼玉県の「小江戸川越」と「秩父夜祭り」へ日帰り旅行です。

最初の見学地「小江戸川越」は、川越市役所(北側駐車場)に到着後、自由散策(3時間)。「川越」は、何度来てもいいですね。

最初に向かったのは、かぎの手に曲がった小さな通り。石畳には、ガラスが散りばめられています。お店の方に伺うと駄菓子の飴細工をイメージしたそうです。また、電柱は、茶色に塗られ景観に配慮しているようです。ここは、20数軒の店舗が連なる「菓子屋横丁」。せんべい、ハッカ飴、だんごなどの駄菓子に懐かしさを感じる下町情緒を醸し出す場所です。
笑顔で応えるお店の人々が私たち大人を童心にします。「大人買い」してしまいそうな位です。
皆さん「大吉棒」(350円→300円)を購入。

蔵造りの街並みに向かう途中に、葉が黄金色に見える銀杏や五円玉の上にカメレオンが乗る大きなオブジェを発見。お相撲さんにも遭遇。
物売りの呼びこみの声。人々が買い物のやり取りをしているのを見ているとこのようなふれあいは守っていかなくてはならないと思います。



そして、メインストーリート「蔵造りの町並み」(重要伝統的建造物群保存地区)に入ります。この通りは、電線地中化により、観光客が歩きやすいように配慮されています。

川越のシンボルでもある「時の鐘」は"残したい日本の音風景"100選にも認定され、寛永年間から現在に至るまで1日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)、蔵造りの町並みに鐘の音を響かせています。

本日は、熊野神社で開運招福や商売繁盛などを願う人々が集まる「酉の市」が開かれ賑わいでいました。銭洗弁天や、足踏健康ロードなどで良く知られていますが、やはりこの豪華な熊手。威勢のいい一本締めがいいですね。
熊野神社(川越銭洗弁戝天)

江戸の蔵屋敷として栄えた街。今でもその風情が残っている。お腹が空く頃、熊野神社近くの洋品店の奥様から、近くに、なかなかいい蕎麦屋があると教えて頂き、電柱にあった看板を頼りに伺いました。



手打そば 鎌倉


慣れない街、特に観光地で食事をする時は、心当りが無い場合ふと目についた店に飛び込む事がありますが、当たり外れは賭けです。しかし、地元の方からの紹介なら当たる確率は高いです。

今回、昼20食限定メニュー天丼もお蕎麦も味わえるお得な「ミニ天丼セット」をお願いしました。そば粉は、北海道幌加内産の最高級品。ダシには吟味した昆布と鰹節。塩は、天然天日干醤油も手作別注品と化学調味料を一切使用せず吟味された素材を丁寧に調理。そばは、切れのない極細の10割りせいろ。納得したそばに仕上げるためには、どんなに注文が入っても50リットル のお湯で1度に2玉しかゆでず。「そばの香り」と「のど越し」の二つを追い求めた店主渾身のそばを食することが出来ました。
昼食でおススメのお店
今回は、伺いませんでしたが前回訪れた時に食べた『うんとん処春夏秋冬』も個人的におすすめです。通の方にも人気の自家製めんとかき揚げ、醤油で煮込んだ角煮、素材重視の甘味は、どなたでも外れは無いでしょう。(きっと)

創業以来伝統的な醸造方法を守り続けている醤油屋さんのお店です。
HP・・・うんとん処春夏秋冬


行列のできるお店をご紹介しましょう。「まめ屋川越店」交差点の一角にある人気店。

入口で試食の甘納豆を差しだされ「楊枝はそのまま持って店内へ入って下さいね。中にも試食がありますので」の言葉の通り、店内の全商品を味見できる店なんて少ないです。こんなことされれば、また行きたいですね。
美味しいから買ってしまいます。場所は、住所など教えなくても並んでいますからわかります。(きっと)

3時間なんてあっという間ですね。

どんなに時代が変わろうとも「音風景」「かおり風景」が織り成す、歴史・伝統・文化をいつまでも後世に残し、伝えていきたいものです。



秩父市の師走名物は、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」です。京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられています。江戸時代の寛文年間(1661~72)には祭りが存在していたという記録があり、300年余りの歴史があります。

秩父夜祭は、前日の12月2日宵宮、本日12月3日大祭が行われました。

重要無形民俗文化財「秩父祭の屋台行事と神楽」が、ユネスコ無形文化遺産(代表一覧)への登録候補になっています。

秩父夜祭り交通規制2010


宵宮(よいみや)について。
一晩中行う祭りではありません。
まつり本番を盛り上げる、規模の小さな夜祭と思ってください。2日宵宮の屋台牽引、花火打ち上げは午後8時終了予定です。

宵(よい)という意味。
一晩中と誤解して問い合わせが来ています。
宵の文字で良く目にするのが「宵闇(よいやみ)」かと思います。「夕闇(ゆうやみ)」と同義語です。<宵(よい)>日が暮れて間もないころ。
また、夜になってまだそれほどふけないころ 



盛り上がりを極める3日の秩父夜祭、御旅所(おたびしょ)に向けて御神幸行列が出発。

6台の笠鉾・屋台が、闇夜に浮かぶ提灯や雪洞の灯を揺らして、人波をかき分ける船さながらゆっくりと通りを進みます。風雨が空を洗い流し澄み切った夜空を彩る花火に誘われ、曳き上げられます。

私たちは、羊山公園からP2観光バス専用駐車場(道の駅ちちぶ裏)へバスを止め秩父夜祭りを見学。花火の音が私たちを出迎えてくれました。


お客様は、各自見学となります。
車中にて食事や見学の方法、見どころを中心に案内致しました。特に迷子やトラブルの対応も入念に案内。

貸切バス下車後、駐車場の位置を皆さんで入念に確認。
21時に駐車場を出発出来るように案内を致しました。
徒歩で、道の駅、秩父神社へと向い。

時折、少量の雨が降りましたが、それが、ライトや花火の美しさを引き立てたような感じになりました。



秩父神社前に和菓子店があり、そこの店員さんと話をしていると社長である熊崎節子様が店内を案内して下さいました。このお店は、明治35年(1902年)の創業、和菓子の老舗、和銅最中本舗の「八幡屋本店」でございます。

日本最古の流通古銭「和同開珎」を型取った「和銅最中」は、秩父の名産として数多くの賞を受賞するほどの銘菓だそうです。

買物をする20歳代の女性に伺うと「秩父自慢」が美味しいと教えて頂きました。 栗あんを小麦粉で包んで、表面にクルミをのせた焼き菓子です。(確かに美味しい!)

HP 八幡屋本店


米屋の軒先に置いてある石に、こんなことが書いてあります。
1.人生は一度だけなら 耐えられる。
2.行かねばならぬ 旅ではないが 行かねばならぬ。
3.少しずつ曲がって行くのが 人の道。

私たち人間の一生は、自然界、宇宙と比べれば瞬きのようなものです。行動、挑戦、それは七転八起です。人生です。紆余曲折あっての人生です。

「人生は退屈すれば長く 充実すれば短い」

夕食は、「すしかつ」

住所 〒368-0042 埼玉県秩父市東町14-1
TEL 0494-22-5548
アクセスは、秩父鉄道「お花畑駅」から徒歩3分の距離です。

柔らかく旨みがあるとんかつに、魚河岸で目利きした魚を使った寿司の「すしかつ」の贅沢セットメニューを食べてみました。お店の外で並んでいる時に、食を終えて出て来た方に、おすすめメニューを伺うと外さないメニューを幾つか秩父市の市会議員さんに教えて頂きました。「秩父愛」です。

お店は、アルバイトの方が多くドタバタしていましたが、料理は美味しくおすすめです。

お祭りは、その土地に住む人々とふれ合いがありとてもいいものです。鉾や屋台、花火の美しさに集う人々の良さ、旅人も故郷へ帰ると安らぎを求めたくなりますね。

日本の文化や伝統に触れる旅でありました。



12月3日(金)23:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 添乗報告  | 管理

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