日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


尾崎 豊

尾崎 豊(1965年11月29日 - 1992年4月25日)

尾崎豊を知る誰もが自分の耳を疑ったあの日からもう18年が過ぎました。
そして彼が一生を通じ、歌い問いかけたさまざまな疑問は、今も心に深く響いてきます。

尾崎豊 - OH MY LITTLE GIRL




尾崎が10代の頃、作りリリースした「15の夜」「I LOVE YOU」「卒業」とこの名曲3曲が、没後18年を経ても「尾崎豊」のイメージであり続けているようです。

特に「15の夜」「卒業」に歌われたいくつかのストレートで過激な歌詞は、反抗や反体制のシンボルとして祭り上げられ、メディアに取り上げられました。
それはこの稀代の表現者にとって不幸なことでもあります。


尾崎豊 - 僕が僕であるために





尾崎には「外的に対する単純な反抗」よりも、その外的との係わり合いから生じる「自分自身に対する問いかけ・心の中の葛藤」に重きが置かれている作品が圧倒的に多いということを知っていただきたいと願います。

上っ面の反抗などではなく、その個と対峙する部分の深さこそが、尾崎の作品に普遍性を与えているのではないでしょうか。

尾崎が結果的に人生の重いモノをいくつも背負うことになったのは、実はこれらの作品をリリースしてから後のことであり、20歳を過ぎてからの尾崎は、ビジネスや薬物や家庭の問題について悩み、そこから多くの作品が生み出されました。
「卒業」などに歌われている学校の問題のことであればほとんどすべての人々がその体験を共有することができるでしょうが、ビジネスや薬物や家庭の問題になるとそのような人生のトラブルを経験した人でなければ、実感しづらい見えてこない部分もたくさんあります。

十代の頃に尾崎の作品に触れた方が、今一度、父としての尾崎や、ビジネスに苦しんだ尾崎、薬物に苦しんだ尾崎が残した20代の尾崎の作品にも触れていただきたいと思います。

昔なら何を表現しているのか全然見えてこなかった部分が、今尾崎が亡くなった年齢より年上になって、「あれはこういうことだったのか」とはじめて手に取るようにわかるかもしれません。



4月25日(日)07:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | テレビ・映画 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)