思考の整理学 |
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思考の整理学
「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」
考えを醗酵せよ。寝かせろ。 よいアイデアは、ひらめいた時に書き留め、それを一旦頭から外して寝かせ、そして育ってきたアイデアは別の場所に移す。 これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、新しいものを創り出す「工場」であるべき。 「忘却する努力をせよ」ということ。
「とにかく書いてみる」書き進めば進むほど、頭がすっきりとする。 先が見える。 もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくる。
私が、1986年社会人になった年に発行されたものです。
思考の整理学 (ちくま文庫) 外山 滋比古 (著)
「テーマは寝かせる」「とにかく書いてみる」といったものから、「忘れる」「捨てる」という逆説的な思考の整理法まで。 さらにノートの取り方、アイディアの出やすい環境など、独自の思考のエッセンス。
「考える」能力を伸ばすコツを伝授した一冊です。
この本のオビが揮ってる「もと若い時に読んでいれば・・・・」
東大・京大の生協で一番売れていたというこの本。
1986年に購入したのです。 今、売れているそうです。
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4月6日(火)07:41 | トラックバック(1) | コメント(0) | BOOK | 管理
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