日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


講話「新型インフルエンザについて」

小学校の学校保健委員会を中心に「新型インフルエンザについて知ろう」というテーマで開催されました。

開催日:平成21年12月9日(水)14:00~15:00
場 所:吉水小学校 いずみの部屋
参加者:6年児童・保護者・教職員

養護教諭の先生から資料とテーマについて説明後、委員会の児童によるインフルエンザのアンケート実施結果(平成21年11月12日~18日全学年318名を対象)について報告。
・マスクをしていますか?
マスクをしている人・・・・・93.7%
・毎日、何回もせっけんで、ていねいに手をあらっていますか?
学校・・・74.3% 自宅・・・86.0%
・毎日、何回もお茶うがいをしていますか?
お茶うがいをしている人・・・60.9%
・いつも、ハンカチを身につけていますか?
身につけている人・・・・・・74.9%
・インフルエンザ予防接種をしましたか?
接種した・・・・・・・・・・35.2%
接種予定・・・・・・・・・・21.6%

立派に発表出来ました。


※学校では、保護者あてにインフルエンザ対応を書面で再三呼び掛けています。マスク着用・手洗い・うがいの励行を積極的に行えるように家庭での啓蒙をお願い致します。

続いて、学校医の先生より「新型インフルエンザについて」講話を行って頂きました。



新型インフルエンザの現状と対応について伺うことができました。

通常のインフルエンザは、秋冬と乾燥が厳しくなるにつれ、風邪やロタウイルス(腸炎の一種で、「嘔吐下痢症」)などによる急性胃腸炎、インフルエンザが流行し始めますが、今年は豚に由来する新型インフルエンザが発生していることから、通常のインフルエンザと新型インフルエンザが重なって流行するものと考えられので、個々人が正しい知識をもって対処することが大切です。



集団生活が中心の子どもには特に注意が必要です。
冬に感染症が流行する理由として、以下の3点が挙げられます。

・冬はウイルスが強くなる
・冬は人の免疫力が低下する
・冬は飛沫感染の範囲が広くなる

外気が寒く乾燥するため、ウイルスは低温・低湿度を好み、冬になると夏より長く生存できるようになり、感染力を強めます。

外気の乾燥に加えて、夏に比べて水分を積極的に摂取しなくなるため、体内の水分量も少なくなりがち。人間の体は60%が水分ですが、体内の乾燥により喉や気管支の粘膜がカラカラになると、本来粘液でウイルスの侵入を防いでいるノドや鼻の粘膜が傷みやすくなり、低気温で体温が下がることで、人の免疫力は低下します。

外気の乾燥によって咳やくしゃみの飛沫が小さくなり、飛沫に乗ったウイルスがより遠くまで飛ぶようになります。一度の咳・くしゃみによる感染範囲が2mと広くなり、感染スピードが上がります。

以上のような理由で、冬は風邪やインフルエンザを始めとする感染症が流行しやすくなるそうです。



2009年、メキシコで新型インフルエンザ(H1N1)が猛威し、4月24日、世界保健機関(WHO)が、人から人へのH1N1亜型の感染が確認されたことを発表した。その後、感染が原因とみられるメキシコの死者数は増え続け、アメリカやカナダでも感染が確認されたほか、イギリス、ブラジルなどでも感染の疑いが浮上。日本政府は4月28日、新型インフルエンザの発生を宣言!

新型インフルエンザは、A型インフルエンザによって起こる豚の病気。豚の間では、定期的に流行していますが、人には通常、感染しません。そして、消費者として気になるのが、豚肉や豚肉の加工食品の安全性ですが、政府によれば、インフルエンザが、食品を介して感染することはなし。万一、食品にインフルエンザ・ウィルスが付いていても、ウィルスは熱や酸に弱いため、加熱調理や胃酸によって死滅する可能性が高いと見られています。

ほとんどの方が軽症で回復するが、持病がある方々のなかには、治療の経過や管理の状況によりインフルエンザに感染すると重症化するリスクが高いと判断される方がいます。とくに次の持病がある方々は、手洗いの励行、うがい、人混みを避けるなどして感染しないように注意すること。

今回講話では、できることから丁寧に実践していただくことで、周囲を守るという配慮を重ねていただければと思います。



かからないために
かかっても重くならないために

・発生地域などに関する情報に耳を傾ける。
・臨床症状も季節性インフルエンザと似ているので、冷静な判断が必要。
・可能な限り人混みを避ける。手洗い。
・不織布製のマスクは完全ではないが、予防に一定の効果がある。
・うがいは、必ずしも感染を予防できないが、のどを清浄に保つ効果がある。
・季節性インフルエンザに対する予防と同様に、適切な栄養と睡眠をとって一般的な体力を維持する。


WHOの分類によるインフルエンザ流行のフェーズ分類は以下のとおりです。

フェーズ1:ヒト感染のリスクは低い。
フェーズ2:ヒト感染のリスクはより高いがヒト感染はない。
フェーズ3:ヒト-ヒト感染は無いか、極めて限定されている。
フェーズ4:ヒト-ヒト感染が増加していることの証拠がある。
フェーズ5:かなりの数のヒト-ヒト感染があることの証拠がある。
フェーズ6:パンデミックが発生し、一般社会で急速に感染が拡大している。



12月9日(水)19:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小学校PTA顧問 | 管理

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