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「竜馬がゆく」司馬遼太郎

「竜馬がゆく」司馬遼太郎

作品概要

「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。幕末維新史上の奇蹟といわれる坂本竜馬。その劇的な生涯を中心に、この大動乱期をひたむきに生きた若者たちをあざやかに描く長篇青春小説。


「竜馬は維新史の奇跡であるといわれている。この国の近代統一運動を目指して志士たちと交わりながら海運業を興し、株式会社の構想を考え、同時に上院、下院による議会制度を献策し、ほとんど共和制に近い政体まで考えた。こういう先進思想が幕末の一剣客の脳裏に浮かんだということは奇跡である。

彼の語録を見ると、今でも進歩的でありすぎるほどの思想が見られる。しかし、彼は学問があるわけではない。少年の頃は塾からことわられたほどの物覚えのわるい少年であったことから考えると、人間的には彼は奇跡の存在である。

薩長連合・大政奉還という日本史上の大芝居をほとんど一人で考案し、演出し、成功させた。歴史を二度にわたって転換させた点、これは維新史上の奇跡的な事実と言える。
「竜馬がゆく」を立読みする   



刀に頼っていた坂本竜馬が、ピストルに持ちかえ、さらにピストルを国際法に持ちかえて混迷の幕末を切り拓いてゆく成長の過程は、自由、闊達、先見性に飛んだ人格の竜馬を描き、現代ビジネスや企業家を連想させながら日本人を魅了していったのではないかと・・・。


10月21日(水)21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | BOOK | 管理

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