韓国 歩行者の「右側通行」実施 |
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| 韓国政府は10月から、鉄道や地下鉄、空港などの公共交通施設や公共機関で、歩行者の「右側通行」実施になった。
車と同じ右側通行にすることで交通がスムーズになり、歩行速度が1.2~1.7倍に増し、衝突回数は7~24%減少すると試算され、ソウル市内では、9月末までに106ある地下鉄駅でエスカレーターの進行方向を「右側通行」に合わせたほか、歩行者を誘導する表示板などが変更された。
国土海洋省(韓国)によると、1905年、初の近代的な交通規則として制定された「大韓帝国規定」で、馬車と歩行者は「右側通行」と定められた。 21年からは朝鮮総督府の道路規則改正で日本と同じ「左側通行」に。第2次大戦後の46年には、韓国に駐留した米軍によって車両の通行は右側に改められたが、歩行者は左側通行のままとなっていた。
日本の植民地時代に「左側通行」が定められて以来、ルールの変更は88年ぶり。米国などと同じ右側通行となっている車両とルールを統一し、交通の安全と効率化を図るのが狙いだが、市民からは「長年の習慣を変えるのは難しい」との声も漏れる。
ソウル中心部、市庁駅では、朝のラッシュ時に係員が誘導に立つが、変更に戸惑いをみせる人の姿も見られた。出入り口の階段では「右側通行」を守らない人も多く、上る人と下る人で互いに行く手をふさぎ、列ができる場面もあるそうです。
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10月20日(火)07:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
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