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人間の覚悟 五木寛之
新潮新書:2008/11/17発売日
経済が、絆が、国が壊れていく。 ついに「覚悟」をきめる時が来た。
そろそろ覚悟をきめなければならない。 「覚悟」とはあきらめることであり、「明らかに究める」こと。 希望でも、絶望でもなく、事実を真正面から受けとめることである。 これから数十年は続くであろう下山の時代のなかで、国家にも、人の絆にも頼ることなく、人はどのように自分の人生と向き合えばいいのか。 たとえこの先が地獄であっても、だれもが生き生きした人生を歩めるように、人間存在の根底から語られる全七章。
五木寛之/著 1932(昭和7)年福岡県生まれ。 早稲田大学中退後、編集者、ルポライターなどを経て、『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊編』他で吉川英治文学賞を受賞。 主な著書に『風に吹かれて』『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『大河の一滴』『他力』(英語版は『TARIKI』)など。
覚悟するということ
序に代えて 第一章 時代を見すえる 第二章 人生は憂鬱である 第三章 下山の哲学を持つ 第四章 日本人に洋魂は持てない 第五章 他力の風にまかせること 第六章 老いとは熟成である 最終章 人間の覚悟
いかに生きるか、ではなく、生きて在ること。 そのことにこそ価値がある。その思いが、私たちの唯一にして不滅の光明である。
「憂鬱」は、国や時代を問わず、誰もが自分の内に抱え込んでいるものだと著者は言います。 その性質も程度も、あらわれ方も人それぞれですが、石川啄木などは年少の頃からその自覚が顕著だったのではないかと。愁いに満ちた歌集『一握の砂』に、こんな一首があります「人といふ人のこころに 一人づつ囚人がゐて うめくかなしさ」。 社会生活者としてはほとんど失格だった天才歌人は、自分の中に別の何者かがいることを鋭敏に感じとっていたようです。
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん」自分はだれも代わることのできないたった一人の存在だから、尊い。上り坂の時代でも、下り坂の時代でも変わりません。この先がどうであれ。
生きることの大変さと儚さを胸に、この一日一日を感謝して生きて行いくしかない。そう覚悟をして・・・。
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8月17日(月)07:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | BOOK | 管理
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