ニュー塩原など3ホテル ミドルウッドに譲渡 |
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| 足利銀行や栃木銀行など金融機関主導で経営再建に取り組んでいる岡部ホテルグループ(五月女弘社長)が、塩原温泉最大規模の「ホテルニュー塩原」、日光市の「鬼怒川観光ホテル」、静岡県伊東市の「伊東ホテルニュー岡部」を、ビジネスホテル経営などを手掛けるミドルウッドグループ(東京都港区)に7月10日付で譲渡する。
静岡県西伊豆町の「西伊豆ホテルニュー岡部」も、ミドルウッドに譲渡する方向で交渉している。 「鬼怒川ホテルニュー岡部」は7月1日にホテル三日月グループに譲渡されることになっており、岡部が運営してきた5ホテルの譲渡先が概ね決定しそうだ。
ミドルウッドグループは、千葉県内で四つのビジネスホテルを経営するほか、県内では日光市川治温泉の「元湯の宿らんりょう」を運営しています。
・ホテルの名称は変更せず「岡部」の名前は残す方針。 ・従業員の雇用は基本的に継続。 ・現経営陣は退任する。 ・金融債務は引き継がない。
岡部グループはバブル崩壊後に経営不振に陥り、2005年3月に主力金融機関から債権放棄を含む約120億円の金融支援を受けた。 退陣した旧経営陣に代わり、当時鬼怒川観光ホテル水明の常務だった五月女氏と足銀の執行役員が共同代表に就任。
各ホテルに設備投資するなどして建て直しを図ってきたが、業績が思うように好転しなかったほか、金融支援後も残った約140億円の金融債務が重荷になり、第三者に再建を任せるべきだと判断した。
当初は5ホテルの一括譲渡を目指したが、交渉が難航し分割譲渡されることになったようだ。
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6月30日(火)07:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
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