誰も恨むな。運命だ。 |
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| 韓国の前大統領、盧武 鉉(ノム ヒョン)(62)が、自宅裏山での転落死。 「壮絶な最期」は、韓国国民に大きな衝撃を与えている。
最高検による不正資金授受疑惑の捜査が大詰めを迎える中、追い込まれた末の自殺だった可能性が高まっている。
地元警察が公表した遺書の全文は次の通り。
あまりにも多くの人たちのお世話になった。 わたしのために多くの人が受けた苦痛はとても大きい。 これから受ける苦痛も推し量ることができない。 余生も他人の荷物となるしかない。 健康が良くないので何もすることができない。 本を読むことも、文章を書くこともできない。 あまり悲しむな。 生と死はすべて自然の一部ではないか。 すまないと思うな。 誰も恨むな。 運命だ。 火葬にしてくれ。 そして家の近くに、ごく小さな石碑を1つだけ残してくれ。 長く考えた末のことだ。
盧武鉉前大統領が23日朝、自宅を出る30分前にパソコンにA4版用紙1枚分の短い遺書を残していたことが分かった。
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盧前大統領は、2002年12月の大統領選に向けた民主党の予備選に出馬。当初は公認を得られるとみる向きはほとんどなかったが、全国各地で予備選が進むにつれ、有力候補を相次いで破り、一気に公認候補へと躍り出た。
人気の秘密は、「人権派弁護士」として労働組合活動家、学生運動指導者らを擁護してきた経歴と、金銭に汚くない「クリーンイメージ」で支持者を急速に増やしたことだった。また、若者に狙いを定め、韓国社会で急速に影響力を拡大したインターネットを最大限に活用した。この勢いで、大統領選では当時の野党ハンナラ党候補に勝利した。
韓国国民が衝撃を受けたのは、盧氏自身が強調していた清潔なイメージが決定的に崩れ去ったためだ。 4月30日に最高検に出頭した盧氏は、報道陣を前に「失望させて申し訳ない」と言葉少なに語るだけだった。 国民の多くは改めて失望感を味わうことになった。
大統領が退任するたびに不正が追及されるという韓国社会。 それが生んだ今回の悲劇については・・・。
御冥福をお祈りします。
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5月23日(土)22:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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