水陸両用バス試験運行報告 |
|
| 試験運行三年目の「水陸両用バス」の本年度実績を報告する鬼怒川流域ダム観光活性化会議水陸両用バス導入協議会(会長・斎藤文夫市長)が二十六日、日光市役所で開かれた。
席上、昨年運行中にハンドル操作ができなくなる事故があったことが報告され、これを受けた形で、同協議会から運行委託を受けていた業者が撤退することを表明した。
会議では、運行委託を受けていた晃麓観光バス(鬼怒川温泉大原)の大島貴社長が事故を報告し「運行から撤退する」と表明した。
複数の関係者によると、事故があったのは昨年十一月八日の川治ダム付近の県道のトンネル内。水陸両用バスが乗客約四十人を乗せダム湖に向かう途中、車両下部の部品が折れてハンドル操作が利かなくなり停止。
乗客は川治ダムまで約百メートルを歩き、別のバスで出発点の道の駅湯西川まで戻った。その日、水陸バスは運休とし同社が修理、翌日から運行した。
同社は関東運輸局に事故を報告し、同協議会はホームページ上におわび文を掲載した。
九月十四日にも水上でエンジンが停止する事故があった。
会議後、大島社長は事故の対応などをめぐり、同協議会とすれ違いが生じたことから「安全に運行できないと判断し、撤退を決めた」と話した。佐藤寿延国土交通省湯西川ダム事務所長は「新年度の運行主体は未定」としている。
二月には五十里ダムで初の氷上運行実験が実施される予定だが、大阪市の特定非営利活動法人(NPO法人)日本水陸両用車協会が運行を担うため、同社撤退による影響はない。
~下野新聞 記事抜粋~
| |
|
1月26日(月)23:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
|