ハワイ諸島は「兄弟」島 |
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| 太平洋の真ん中に、およそ2560キロメートルに渡り広がるハワイ諸島は、大きな8つの島と130近くある小島や岩礁からなる。 これらの島々は太古から現在まで続く、壮大な火山活動から生まれた。ハワイ諸島の最北西にあるクレ環礁が、地球の奥深くにあるホットスポット(マグマ溜まり)から噴出した溶岩によって形成されたのは、約3000万年前だと考えられている。
ホットスポットの位置はほとんど変わらないが、ハワイ諸島の下にある太平洋プレート(地球の表面を覆う岩盤)は、1年に約8センチメートルずつ北西方向に移動していることから、海底火山の噴出のたびに、東側に新しい島が次々と生まれたことになる。
ハワイ諸島がほぼ一列に並んでいるのはこの火山活動によるもので、地質的にも「兄弟」島といえるだろう。 ハワイ6島の中ではカウアイ島が一番古く、約500万年前に生まれた。
現在も活発に火山活動が続いているビッグ・アイランドは約100万年前に生まれたと考えられている。
さらに、ビッグ・アイランドの東の海底には、すでに「ロイヒ」と呼ばれる海底火山が海面下969メートルまで隆起しており、数万年後は陸地として海面に現れる可能性もある。
ハワイはまさに「生きて」いる。地球の鼓動を地上で直接、体感することができる希有の場所である。
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2月14日(土)07:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
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