日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


受身 ― 負ける練習

受身 ― 負ける練習

柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習 
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習 
人の前で負ける練習です。

つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です
自分のカッコの悪さを多くの人の前で 
ぶざまにさらけ出す練習それが受身です。

柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない
素直にころぶことを教える 
いさぎよく負けることを教える

長い人生には
カッコよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが 
はるかに多いからです。
  
だから柔道では 
初めに負け方を教える
しかも 本腰を入れて 負けることを教える

その代わりころんでもすぐ起き上がる 
負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意
極意が身につけば達人だ

若者よ 失敗を気にするな
負けるときはさらりと負けるがいい
口惜しいときには「こんちくしょう!!」と
正直に叫ぶがいい 
弁解なんか一切するな
泣きたいときには 思いきり泣くがいい
やせ我慢などすることはない

その代わり
スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ

早くから勝つことを覚えるな
負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ
そして下積みや下働きの苦しみをたっぷり体験することだ
体験したものは身につく
身についたもの - それはほんものだ

若者よ
頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ
受身さえ身についておけば
何回失敗しても
すぐ立ち直ることができるから・・・

そして負け方や受身のほんとうに身についた人間が
世の中の悲しみや苦しみに耐えて
ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる
やさしく温かい人間になれるんです。

相田みつを



1月19日(月)23:34 | トラックバック(0) | コメント(2) | こころに残る言葉 | 管理

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コメント

 1: 社長に相談があります

小学4年生の子の母親です。
 子どものクラスは2学期ごろから荒れだして、学級崩壊状態です。
 クラスを動かしていくのはやっぱり担任の先生であり、学校です。
いくら保護者が心配して意見を言ってもどれくらい効果があるのかわかりません。
へたをするとモンスターペアレントなんて言われてしまうかもしれません。
 でも、保護者も声をあげることで少しでもクラスの状況をよくしていきたいです。
すぐよくすることは難しくても、子どもたちのことを真剣に考える先生の姿を見てみたいです。

 学級崩壊が起きたとき保護者はどんなことができるのか、ご意見を聞かせていただけると
うれしいです。
先生のご意見も教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。


 by 小学4年生の子の母親 | 1月20日(火)00:47

 2: コメントありがとうございます

小学4年生の子の母親へ

コメントありがとうございます。
学級崩壊ですか?

担任,学校だけではないと思います。
先生方の普段の努力を認めることも必要ですね。

直接話して,学校と保護者の距離が近くはなりません。
しかし,一人での対応は危険です。

まずは,PTAとして学年委員会やクラス委員会などがあるかと思
います。また、ご両親で今回の件を話してみてはいかがでしょうか?
良い決断が出ると思います。


大切なのは,先生方の日々の努力を認めること。
そして,一人での取り組むのでなく保護者全体で行わなければ
なりませんね。


 by 日本ブライト旅行社長 | HP | 1月20日(火)21:38


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