PTA指導者研修会Ⅱ 小・高P |
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| 佐野市小中高PTA連絡協議会 佐野・足利地区小中高PTA連絡協議会PTA指導者研修Ⅱ後援会
テーマ「メタボリックシンドロームについて」 講師 増田内科医院 院長 増田正徳先生
日時:平成20年10月30日(木)13:30~15:10 場所:あくとプラザ 小ホール 所在地:佐野市あくと町3084番地 T E L :0283-86-4715
1.会長あいさつ 佐野市小中高PTA連絡協議会会長 2.担当校校長あいさつ 佐野清澄高等学校校長 3.後援会
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| テーマ「メタボリックシンドロームについて」 Metabolic Syndrome=代謝症候群 略してメタボ
内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態をさすそうです。 以前は、 ・シンドロームX ・死の四重奏 ・インスリン抵抗性症候群 ・マルチプルリスクファクター症候群 ・内臓脂肪症候群 などと呼称されてきた病態を統合整理した概念だそうです。
2008年4月からスタートした特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)では、メタボリックシンドロームの概念を応用して糖尿病対策を行う事を目指し、40歳から74歳までの中高年保険加入者を対象に健康保険者に特定健診の実施を義務化すると共に、メタボリックシンドローム該当者、または予備軍と判定されたものに対して特定保健指導を行うことを義務づけた。
厚生労働省は、中年男性では二分の一の発生率を見込むなど、約2000万人がメタボリックシンドロームと予備軍に該当すると算出しているそうです。
私も予備軍ですね。
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| 治療と予防 自覚症状に乏しいのが生活習慣病の特徴であり、基本的に「痛い」とか「辛い」といったもが感じられないそうです。
その治療は、動脈硬化の発生・進展防止が治療目標となり、そのための脂肪蓄積の進行防止・解消を目的に食事療法による摂取カロリーの適正化と、脂肪燃焼を促す目的での運動療法が基本。
どんなことをすれば良いのでしょうか ・朝・昼・晩の3食を確りとること。 ・運動を毎日する。 ※1万歩以上歩いてビール1本分の消費カロリーだそうです。増田先生からゲーテを引用し「急がず。休まず」と継続は予防なりでしょうか。
更に、食事・運動だけでは生活習慣の改善により解消されない危険因子(耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧など)に対しては薬物療法を実施する場合もあるそうです。※副作用もあります。
また、喫煙は動脈硬化の危険因子である事が疫学的に証明されているので、禁煙努力も並行して行う。※子供の頃からの禁煙啓発が必要。
男性はリンゴ型(内臓脂肪型肥満) 女性は洋ナシ型(皮下脂肪型肥満) が多いようです。
また、メタボリック症候群を予防するために、肥満者の「流行」を予防する事が重要視されている。 現在、BMI(体重/身長の2乗)30以上の肥満の頻度は、アメリカでは30%以上、日本では3%でる。
これは肥満が個人の生活習慣というよりも、集団レベルの生活環境によって「流行」することを示していると考え、肥満の「流行」を防ぐためには、個人の努力のみでは困難である事から、保健上の政策・制度的取り組みの必要性が生じている。
特に高カロリー食品の規制が重要と考えられ、日本では野菜、魚、米を中心とした日本食を見直すようにともされて、日本国外ではこうした日本食が肥満防止に役立つために日本食ブームとまでなっている。
肥満者は自分が責められていると感じる事から、このメタボリックシンドローム自体を否定することがあるが、肥満防止として個人の努力、家族の協力、政策・制度上の取組み実行が、メタボリック症候群予防に効果があるのです。 ※子供が肥満の場合は、親も肥満です。 子を見れば親がわかるそうです。
家庭教育か・・・。
ここ2週間で3.5Kg痩せました。 もっと痩せなければ・・・。
午後の講演で、専門用語(特に漢字が多くメモをとるのに精一杯)が多く睡魔と闘いながら無事終了。
近年の飽食と運動不足を背景に、肥満をもとにリスクファクター(危険因子)が複数集積しているケースが極めて多くなり、個人でなく国が対策に乗り出しました。
煙草の税収が2兆円とすると煙草が原因で治療を受ける医療費は4兆円と倍だそうです。
子どもたちの習慣化は、大人が鏡にならないといけませんね。あいさつと同様、生活の習慣を正しくしないといけませんね。
今回は、高校のPTA会長と小学校のPTA副会長の2校の代表で参加させて頂きました。一人二役。
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10月30日(木)20:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高校評議員 | 管理
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