日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


報徳訓

私が、小学4年生の夏から、栃木県佐野市(旧葛生町)にあった安蘇沢柔道場に通い始めました。

母の実家から川を挟んであった道場。
天神橋を渡ると直ぐにあり、そこで土用稽古、寒稽古などが行われ友達と通いました。

そこで、稽古が終えるときに「報徳訓」を読むのです。
報徳訓の意味がわからないが毎回、道場生が一諸に読むのです。



父母の根元は天地の令命にあり
身体の根元は父母の生育にあり
子孫の相続は夫婦の丹精にあり
父母の富貴は祖先の勤功にあり
吾身の富貴は父母の積善にあり
子孫の富貴は自己の勤労にあり
身命の長養は衣食住の三つにあり
衣食住の三つは田畑山林にあり
田畑山林は人民の勤耕にあり
今年の衣食は昨年の産業にあり
来年の衣食は今年の艱難にあり
年年歳歳報徳を忘るべからず

子供の時には、人生は努力次第と思っていても、大人になると現実はそうではないと思うようになります。

昔の人は、それを子供のときから教えました。

自分ひとりで生きているのではなく天地自然があり、親があり先祖があり、他の人があり、その行動によって自分の境遇が決まっていて、自分の行動がまた子孫や他人の境遇を決めることと。

感謝と勤労と積善の奨めをこの報徳訓はわかりやすく説いています。

これが日本の道徳の基本といえるかもしれません。

柔道では、「柔よく剛を制す」、「小よく大を制す」とか「自他共栄」、「礼に始まり礼に終わる」など他にもいっぱい学びました。

スポーツを通じて学ぶことも多いですね。

報徳二宮神社HP
http://www.ninomiya.or.jp/sontoku/houtokukun/index.html



7月20日(日)20:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | こころに残る言葉 | 管理

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