ローカル鉄道とまちづくり |
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| 『 ローカル鉄道とまちづくり 』 ~“ぬれ煎餅”で再生した銚子電鉄!~
日 時:2008年4月14日(月)19:30~21:30 講 師:向後功作氏(銚子電鉄 鉄道部次長・一新塾第18期生)
「ぬれ煎餅を買ってください!! 電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」 メッセージの発信元は銚子電鉄。 千葉県の東端の小さな町を走るローカル鉄道です。 2006年11月、車両の点検費用の捻出が出来ないという存続の危機に直面し、すがる気持ちで呼びかけられました。
ホームページに現れたこのメッセージに2週間で1万件の注文が殺到! 口コミがインターネット上を駆け巡り、それが、テレビや新聞などのマスメディアでも取り上げられました。
ぬれ煎餅の生産が追いつかないほどの支援が押し寄せ、「銚子電鉄を守ろう!」と地元の方と遠方から応援に駆け付けた方とが力を合わせてのまちづくりが動き出しました。
今回は、一新塾第18期生で、銚子電鉄鉄道部次長として、この復活劇の現場の最前線に立って奮闘された向後功作さんが講師でした。
「ローカル鉄道が存続していくためには、まちづくりと一緒に鉄道のあり方を考える必要があるのではないか。そして、鉄道は、コミュニティに参加している市民同士を結ぶ役割を担うことができる。」
向後さんの持論です。 地方都市が抱える課題とビジョン、ローカル鉄道がまちづくりに果たす役割、そして、私たちにできることを一緒に考える機会としたいと思います。
先ほど、公開講座『ローカル鉄道とまちづくり』を終えました。 ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました!! 講師の向後さんは、銚子電鉄の復活劇と、まちづくりへの思いを熱く熱く語っていただきました。 “ぬれ煎餅”がクローズアップされていますが、私は、まさに、銚子のまちを愛し、銚子電鉄を愛する向後さんの人柄そのものが、地域を超えて大勢のサポーターを呼び込み、求心力となったのではないかと実感させていただきました。
≪講師プロフィール≫ 向後功作氏(一新塾第18期生・銚子電鉄 鉄道部次長) 1963年銚子生まれ。銚子育ち。 1983年、銚子電気鉄道株式会社に入社。 現・鉄道部次長。 2003年に千葉大学工学部都市環境システム学科に入学。 まちづくりについて研究する。 2008年、著書『かんばれ!銚子電鉄~ローカル鉄道とまちづくり』を出版。 一新塾第18期生。 趣味は町歩き、写真、金管バンド。
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4月15日(火)00:05 | トラックバック(1) | コメント(0) | 自己啓発 | 管理
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