日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


リーダー論

昨晩、添乗業務を終えてから、ある出来事の件で市内の旅行業者様へお伺いをさせていただきました。

よく言われていることで、現代は何事においても非常に変化が激しく社会の在り方や価値観も目まぐるしく変わり、これまでよしとされたものが否定されることもままあります。そうした時代にあって、理想のリーダー像は不変であるのだろうか?。

求められるリーダーの在り方にも、変化の波が押し寄せていることに違わないだろうとリーダー論の話です。




「競争の世界で確実に力をつけ、成功を収めた人。そうしたリーダーは往々にしてとてもプライドが高く、負けず嫌いなところがあります。でも、そういう自尊心が強いが故に今の時代では、リーダーとしてマイナスを引き起こしてしまう。」

自尊心に加えて、目標に執着しすぎる意識もマイナスのことを引き起こす。確かに、成功した人は、その成功体験に基づいて、次もそのプロセスを踏襲し、同じような手順で仕事をしようとします。

だが、プロジェクトは毎回テーマが異なり、取り巻く環境も違います。それにも関わらず、頑なに成功した際の手順を踏んで、失敗するケースが非常に多いようです。

では、どうすればマイナスの状況を引き起こさないリーダーになれるのでしょう? 
・極度の負けず嫌いになる
・きちんと他人を認めない
・過去にしがみつく
一番やっかいなのは、目標に執着しすぎることと言えます。度が過ぎると、個々の仕事の背後にあるもっと大きな目標を失い、失敗を引き越こしかねないからです。

本来、目標に向かって努力することはいいことです。
ただし、行き過ぎた結果、マイナスな事態を招くことがあります。例えば、売り上げを伸ばすことに執着しすぎると、売り上げ目標は達成されても、組織がバラバラになったり、自己本位なスタッフばかりになったりしてしまう事態も起こりかねかない。そうなると、中長期的に見て、次も売り上げが達成できるか疑わしいし、それ以前に売り上げどころではなくなってしまうでしょう。



私達が、リーダーとして、そうならないためには『私は何をしているのだろう』『なぜ、私はこれをしているのだろう』と自問することです。自問することで、目標に執着しすぎて、何かを犠牲にすることも少なくなるでしょう。
また、いろいろな局面でも行動をポジティブ、ネガティブに決めるのではなく、ニュートラルな意識を持つことで、周りがよく見えてくるようになります。

つまり、自分がどういうポジションにいて、何をすべきか、そして周囲はどういう状況であるかを、しっかりと客観的に認識することが大切なのです。

ニュートラルな意識で状況を認識した後、リーダーが次にするべきことは何か。まず、目標が決まったら、自分だけ、あるいは一部のメンバーだけが努力するのではなく、メンバー全員で成果を生み出すように努力することが大切だと思う。

そのためにはどういうことが必要なのか、また成果を上げるための環境整備について、部下に尋ねるのもいい。そして、実際に成果が上がったら、その成果についてメンバー全員を賞賛し、自信を持たせてあげることだ。

そうすることで、自分自身もニュートラルな意識が保て、目標への過度な執着も軽減できると思います。

結果、よりよいリーダーになれるはずです。

「現在リーダーとして仕事をしている世代は、仲間内で活動する心地よさを感じてきた人が多いと思います。でも、そういう内向きではなく、外向きの切磋琢磨をすべきでしょうね。リーダーにもいろいろなタイプの人がいますし、勉強になることも多いはずです。行動や考え方など、誰かから指摘を受けることが、理想のリーダー像に近づくためには重要であると思います。」

 社会情勢、価値観、目標などが劇的に変わっている現在、今一番変わらなければならないのは、リーダーである自分自身なのだ。

遅くまで、リーダーのあり方の話について語り合いました。



12月30日(日)01:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理

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