日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


地球の生成や人類の歴史を物語るオーストラリア

オーストラリアは地球の生成や人類の歴史を物語る貴重なエリアが数多く残されており、ユネスコの世界遺産としても国内17ヶ所が登録されています。

そんな貴重な遺産群の中でも、貴重な自然が残された2つの海──太平洋に面する東海岸にある「グレート・バリア・リーフ」、インド洋に面する西海岸の「シャーク湾」の2つの自然遺産をご紹介します。



オーストラリア東海岸に位置する世界最大の珊瑚礁群がグレート・バリア・リーフ。
 200万年前から生息していたと言われる珊瑚礁が少しづつ成長して、その全長は2000Km以上。現在でも成長は続いています。3000ヶ所の独立した珊瑚礁と大小900あまりの島々からなり、その多くはオーストラリアの国立公園にも指定されています。
ディズニーの映画「ファインディング・ニモ」の舞台としても知られるこの美しい海には、400種のサンゴと1500種の魚が生息。
世界遺産の4つの登録基準をすべて満たす数少ない場所として、1981年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。まさに地球の宝とも言える大珊瑚礁なのです。

 見どころは、なんと言っても珊瑚礁の海での海中散歩。
グレート・バリア・リーフへのアクセスは、ケアンズからは高速艇のクルーズが多数出ており、船上からのダイビングやシュノーケリングを楽しむことができます。

 ケアンズからのクルーズで最も手軽に行けるのが、グリーン島。
珊瑚礁でできた小さな島で、ケアンズからは約45分。
周囲を散策すれば貴重な生態系を見ることができるうえ、美しい自然の中で過ごすリゾート施設で滞在することもできます。
リーフの縁に設置されている総アルミ製2階建ての浮き桟橋・ポントゥーンをベースにして、美しい海の中をシュノーケリングやダイビングで楽しむことができます。そのほかにも、ウミガメの産卵で有名な美しいダイブスポット・ヘロン島や、リゾート地として知られるハミルトン島など、まだまだたくさんの秘境が待っています。
ただ、近年の地球温暖化により海水の温度が上昇していることで、グレート・バリア・リーフの美しい珊瑚にも白化現象などの影響が出始めています。
オーストラリア政府もその保護範囲を広げ、厳しい規則を設けて保護活動を行っていますが、特に観光客が与えるサンゴへのダメージが懸念されています。
クルーズ会社は基金に協力することで環境の保全に協力し、また、観光客の参加費の中にその基金の費用が含まれています。
美しい珊瑚礁を長く守っていくためにも、訪れる際には高い保護意識を持っておきたいものです。



インド洋に面するシャーク湾は、西オーストラリアの州都パースから約830km北に位置する自然保護区です。
この一帯が熱帯と亜熱帯の境界線となることから、145種の植物の北限と、39種の南限があるなど、植物の生育域の限界点にある種が多いことがこの地域の特徴です。

さらに魚類に関してはジンベエザメをはじめとして300種以上が生息し、また1万頭あまりが棲む世界最大規模のジュゴン生息地でもあります。海獣に関しては、アオウミガメやザトウクジラの繁殖地ともなっており、こうした貴重な海洋生物の宝庫として1991年世界遺産に登録されました。

 さて、シャーク湾でぜひ訪れてみたいのが、シェルビーチとモンキーマイアです。
シェルビーチは砂の代わりに小さな二枚貝が堆積してできている珍しいビーチで、長さは100km以上にも渡っています。
真っ白なビーチとコバルトブルーの海のコントラストの美しさはきっと忘れられない思い出になるはず。
帰りに空き瓶に貝を入れて、旅のおみやげにしてみてはいかがでしょう。

モンキーマイアの見どころは、なんといってもイルカウォッチング。
一日に数回、野生のイルカが浅瀬まで遊びにやってくるのを間近で見ることができます。

勝手に触れることはできませんが、イルカはかなり近くまで寄ってくるので、至近距離で写真を撮るチャンスです。ペリカンもたくさん遊びにやってくるので、野生動物に触れる体験をするにはもってこいのスポット。

そのほかには、地球最古の生命体・ストロマトライトの群生地があるハメリンプールもあり、生き物が好きな方には、たまらないエリアとなっています。



8月15日(水)21:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)