進め方強引と不快感の関東自動車社長 |
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| 栃木県内バス最大手の関東自動車(宇都宮市駅前通り三丁目)の手塚基文社長は、宇都宮市が次世代型路面電車(LRT)導入に向けて新たに設置する「LRT導入検討会議」への参加要請を受けたことを明らかにした上で、「現状では難しい」と語り、参加を拒否する可能性があることを強く示唆した。
同社は以前からLRT導入に反対し、県や同市の議論の進め方を「LRT導入ありき」と批判。事業への協力が不可欠な同社の対応は、今後のLRT導入論議に大きな波紋を広げそうだ。
宇都宮市は、LRTの事業主体や運営手法などを具体的に調査、検討する「LRT導入検討会議」と、同会議の検討結果を踏まえて市全体の交通戦略を策定する「市都市・地域交通戦略策定協議会」の二組織を、六月中に設置することを公表した。
メンバーは学識経験者やバス、タクシーなど交通事業者、県や国など行政関係者などを予定しており、同市は関東自動車に対して両会議のメンバー就任を要請した。
こうした市の動きに手塚社長は「あまりにも強引な進め方に驚いている」と不快感を表し、LRT導入検討会議については、「内容が導入を前提としたものばかり」と批判した。
同社は、県と市などでつくる新交通システム導入課題検討委員会で (1)経済合理性から見てバスの方が優れている (2)需要予測が楽観的過ぎる (3)初期投資で税金が投入されても採算に乗せるのは難しい-などとして、LRT導入に反対してきた。
手塚社長は「何のためにわれわれが意見を具申したのか。意見が無視された状態で、いきなり導入ありきで技術論を検討する会議のメンバーに入れと言われても難しい」と述べ、現状のままでは会議に参加できないと表明。「反対派や中間派も入れて、導入の是非を含めて検討する場を設けるべきだ」と主張した。
LRTが導入された場合の同社の影響については、ドル箱路線であるJR宇都宮駅西口から延びる大通りの運賃収入が「無くなる」とした上で、「本来黒字路線だったものが赤字になる。補助金をもらっても赤字が解消できなければ継続は不可能になり、交通機関の不便地域が拡大する」と話している。
※再生機構で、国民の税金を投入していただいた事を忘れないで欲しい。まず、表舞台に出て反対諭を論じて欲しい。
路線を撤廃し、本社を宇都宮市から移転する覚悟があれば恐いものはないと思います。 社長自らが、事業の代案を社員に提案し、ビジョンを明確にできれば
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6月4日(月)12:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
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