日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


システムとマニュアル

今週の注目のキーワードは「システムとマニュアル」です。

全日空のシステムダウンについては原因がわからないという段階でありますが、システム化によって人間の対応力をはるかに超える作業をこなしていること、一方でバックアップの重要性を再認識されました。

 ジェイティービーの決算が公表され、今年度もシステム投資を継続していくという方針を発表しました。業界では馴染みの深いGDSから、インターネットを視野に入れたシステムへの移行と対応が進む中、次期基幹システムがどのように活用されるものとなるのか、興味深いところです。

 システムやIT化を象徴するニュースの一方、「マニュアル」、正確には「人らしさ」を感じる週でもありました。

注目度は高くなかったようですが、OECD委員が来日し、国土交通省と観光について意見交換をした際に、「観光産業は学問ではなく、経験…そして情熱が大切」ということばを聴きました。

ビジネスである以上、経済効率を高めることは非常に大切な観点です。ですが同時に「サービス」の付加価値を高めることは「学問」ではなく、「経験・知識」に裏打ちされた「おもてなしの心」に依るものであることは多くの方が実感されることでしょう。

 理想の添乗員にタモリさん、久本雅美さんが選ばれ、やはりその「人」しか出来ない価値を見出し、あるいは想像されるからでしょう。同様にジャルパックの添乗員の評価が高いということも、市場に支持されていることに確信を得られるような話です。

デルタ航空CEOのグリンシュタイン氏も社員から慕われている姿を伺えば、観光・旅行、さらには企業も生き物であり、情熱が必要で、それが「人」のやること、さらに付加価値を生み出し、対価を得るものだということを感じさせてくれます。

では、これからの旅行業界はどのようにしたら良いのか? 「人らしさ」をどのようにみがけば良いのか?

経営者の皆さんが答えを出していきましょう。



6月3日(日)15:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理

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