日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


呼吸コミュニケーション

ゴールデンウィークが終わるころになると、俗にいう「五月病」と呼ばれる症状が増えてきます。

五月病とは、学校や職場など春に新しい環境へと飛び込んだ人たちが、お花見、歓迎会などの楽しいイベントが多い4月が終わるころに現実に引き戻され、憂うつな気分になる状態。そのおもな原因として考えられているのが、人間関係のストレスだといわれています。

人間関係のストレスは心身の緊張状態を生み出します。

緊張状態の体にはさまざまな変化が表れてきますが、なかでもわかりやすいのが“呼吸の変化”。心や体が緊張した状態にあると、呼吸は無意識のうちに浅くなり、ペースも速くなっていきます。反対に、心と体がリラックスしている状態のときには、呼吸は深くなり、ペースもゆっくりしていくのです。緊張状態で呼吸が浅くなっていると、体内に送られる酸素の量がかなり減ってしまいます。
 すると、脳は酸欠気味でフル回転できず、体もエネルギー燃焼が低下するため活力不足の状態に。「緊張しているな」と思ったら、意識的に深呼吸をして酸素を体内に送り込み、心身をリフレッシュさせることが大切なのです。

じつはこうした呼吸のメカニズムは、コミュニケーションにも生かすことができるのです。

 たとえば話している相手が緊張気味で、呼吸のペースが速かったとします。その相手を落ち着かせてコミュニケーションをスムーズに運びたいなら、まずは相手の呼吸にあなたの呼吸を合わせてみてください。
 そして、2人の息がぴったり合ってきたら、フーっと深く息を吐き出すのです。すると相手もつられて息を深く吐き出してきます。こうして深呼吸を引き出すことで相手の心理状態は冷静になり、コミュニケーションそのものがリラックスした状態で行えるようになるのです。
 また、呼吸を意識することは、相手の心をつかむうえでも効果的です。その方法のひとつが、相手が息を吸ったタイミングで自分の意見を切り出すという会話テクニック。どんなに話が長い人でも、話し終わるタイミングで息を吸うものです。その瞬間を見計らって話し出すように心がけておけば、相手からは「この人は私の話を聞いて意見してくれている」と思ってもらえるわけなのです。すると相手はあなたを好意的にとらえるようになり、友好的な人間関係を築きやすくなるのです。

もし今、あなたも五月病などで緊張気味だと感じているなら、
呼吸コミュニケーション
を実践してみてください。リラックスした人間関係を築く手助けになるはずです。



5月3日(木)09:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理

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