日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


発言軸別・コミュニケーション

「目的型 ⇔ 回避型」軸の場合

考え方である・・人間が物事を認識する際にどのようなメカニズムを経ているのかを、言語学と心理学の観点をみると人間の発言パターンは5つの“発言軸”に分類できる。

そこで“発言軸”を生かしたコミュニケーション方法について考えよう。

今回は「目的型⇔回避型」軸の場合。
これは、目的に対する取り組み方を表すときに、どういうパターンで言葉を発しているかを判断するものさし。
具体的には、コミュニケーションを取ろうとする際に、相手が「・・・のようになりたい」といった“目的型発言”と「・・・しないように」といった“回避型発言”の、どちらの発言パターンが多いかを判断してから言葉を選ぶ、ということを指します。

“目的型発言”とは、「挑戦しよう」「達成しよう」といった表現を多用する発言パターン。この発言パターンにあたる人は、明確な目標に向かって行動しようとするタイプが多いのです。そのため、こういう人に対して「・・・という問題があるから難しい」「前例がないから大丈夫なのか」といった、目的達成の障害となる事柄を真っ先にぶつけてしまうと、途端にその人はコミュニケーション意欲を失ってしまいます。

一方、“回避型発言”とは「無難に」「慎重に」といった表現を好んで用いる発言パターンを指し、このパターンに該当する人は、問題の確認や問題解決に多くの労力を割こうとする傾向が強く表れてきます。
こういう人に対して、「そのやり方は新鮮味に欠ける」「合理的じゃないね」などという、慎重性を否定するような言葉を投げてしまうと、アドバイスになるどころか、かえって萎縮させてしまう可能性があるのです。

“目的型発言”が多い人とうまくコミュニケーションをとりたいときは、「次はどうしたらいいと思う?」「これからどんなことができるかな?」といった、未来の目標や可能性を喚起させるような発言から入っていくのが有効。その人が目的を思い浮かべるよう誘導していくことで、円滑なコミュニケーションがスタートするのです。

“回避型発言”の人に対しては、「こういう問題があると思わない?」「これを解決するためにはどうしたらいい?」といった、問題解決を持ちかけるようなコミュニケーション方法がおすすめ。

いずれにせよ、相手が目的型であっても回避型であっても、その人のいいところ、持ち味を引き出すような言葉を選ぶこと。



1月25日(木)08:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理

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