SAME DAY VOID-消費者への説明 |
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| 航空券の発券ルールとして発券当日にVOID処理を行う「SAME DAY VOID」の日本での適用が営業日ベースで10日を切り、各方面での対応が激しくなっているようだ。
航空会社は基本的な姿勢としては、同日の「VOID」処理以外については、「払い戻し(Refund)」処理とする。特に、今後は注意が必要な点としては、ネームの入力間違い。これまで細かいチェックなどを経ずに予約、発券手続きを進める場合も散見されたが、今後は払い戻し処理となることから、確実にパスポートとの照合も迫られそう。また、旅行各社は航空券の運賃によって、発券のタイミングをこれまで以上に計画的に進める必要がある。
また、最も影響を受けると想定されるのは、正規運賃、正規割引運賃等を利用する法人需要への対応。これに対し、日本旅行業協会(JATA)では、インハウス旅行会社などを中心に出張者本人、あるいは法人の出張手配担当者など消費者への理解を図るための書面を配布する計画だ。
書面の内容は、予約・発券した国際航空券の取り消しが発券当日のみという「SAME DAY VOID」の意味を伝え、変更については「払い戻し」扱いとなり、手数料が必要となる旨を説明するものとなる見込み。これにより、消費者側に追加負担を強いることが出来ないという旅行会社側の意見に配慮し、JATAが消費者へ説明する形で書面を取りまとめている。この書面には、2007年末までの完全eチケット化についても記載し、こうした変更についても周知を図っていく。
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5月26日(土)15:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理
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