日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


「着地型」ツアー  隠れた名所スポットがウリ

 国内ツアー旅行は、東京や大阪など出発地にある旅行会社が企画する「発地型」がほとんど。

これに対して近ごろ増え始めたのが「着地型」ツアー。到着地の地元スタッフがNPO法人や自治体などと協力してピックアップした隠れた名所や観光スポットを回るものだ。

旅行慣れした団塊世代をターゲットにした一味違うツアーだ。

●参加者は40代以上が中心

 全日空グループの旅行会社は全国43支店から提出された着地型ツアーの45プランの中から昨年12月に4コースを発売した。

秋田の「大自然とマタギの文化を体感」
大阪の「紀の国『和歌山』を体験する!」
京都の「MKハイヤーで優雅にめぐる京都」
岡山の「桃太郎のおとぎ話を辿る」だ。
どれも1泊2日で、2日間ハイヤーをチャーターする京都以外は料金は1人3万円台から5万円台。ネットで発売し、今までに40代から50代の女性グループや夫婦などの参加者が多かった。
1番人気はクエ鍋コースを盛り込んだ和歌山体験だった。

●ピザ焼きと盆栽作り体験
着地型ツアーの魅力は、到着地のスタッフが地元の人脈を生かして探した地元の人だけが知っている各スポットを組み込んでいるところ東京や大阪で考えた定番型ツアーとはそこが大きな違いで、国内旅行を何回もしている人を飽きさせない中身になっている。

ANA系は「感動案内人プラン」と銘打ち、4月出発の新たな着地型ツアー、88コースを発売中。
 
 たとえば、陶磁器で知られる長崎県波佐見町に行く「陶磁と緑のまちで手づくり体験」はNPO法人のボランティアガイドが付き、陶磁器の窯を使った「ピザ焼き体験」と地元産の石玉にコケを植え盆栽を作るのが目玉だ。2泊3日で5万円台から。

●レモンやイチゴを収穫

 JAL系は今月中旬に、松山支店と愛媛県農林水産部と共同で企画した宮窪と上浦の2つの町で行う「農業体験ツアー」を実施した。東京や四国から参加した44人は、宮窪でレモンの収穫、上浦でイチゴの収穫をし、農園経営者の体験話も聞くことができた。参加者は就農に関心を抱く40代から60代が多かったという。また、JALマイレージバンク会員(年会費無料)向けに「旬感旅行」と題した55コースの着地型ツアーを発売中。業界最大手のJTBは各支店に着地型ツアー担当者を配置し、商品化に取り組んでいる。

今年のGWは着地型ツアーはどうか。



4月2日(月)14:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 旅行業界情報 | 管理

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