~ 違いを創る違い~ |
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| さあ、これからが夏本番ですね。 この夏にどれくらい動けるか。それが秋の実りを左右します。アリとキリギリスのたとえ話にあるように、どんな冬を迎えるかはこの夏にかかっています。
さて、自分が今年のうちに成し遂げようとしていたことは、どれくらい進んでいますか。進み方は先月と比べて、満足のできる違いを創れているでしょうか。
ところで「違いを創る違い」という言葉があります。同じことに取り組んで、うまくいく、うまくいかない、ことがでてきます。
自分や周りの人が望む違いを創るために次のようなことを考えたり、または、近くの人に言ったりしている。その他に、周りから言われたことなどはありませんか。 例えば「自信を持て」「積極的な心構えが大切」「やる気が必要だ」といったことです。
では、実際にそう考えることや、そういう言葉掛けで、自分や周りの人が望む結果を創ることがどれくらいできているでしょうか。 確かに、自信や積極的な心構えを持つこと、やる気は結果を出すために必要な場合もあります。 しかし、これからお伝えすることを聞いて、皆さんは驚くかもしれませんが、行動し結果を出すためにやる気は必ずしも必要だとは言えないのです。
その訳はこうです。「えっ・・・」と思うかもしれませんが、そう考えることは自分や人を勇気づけるように機能しないし、結果を創らないこともあるのです。
例えば、貴方が自信を持とうと考えたとします。すると、逆に自信がない自分が際だちます。結局、余計に動けなくなります。また、自信は何かをできたときに手に入るもので、最初から持つのは無理なものです。
また、行動する際に積極的な心構えをもつことに越したことはありません。 でも、それに注力するとかえって消極的な部分が逆にますます自分の中で浮きだってきて、動けない自分があらわれてきます。
その他、やる気に関しても同じです。一般的にやる気は、行動するために不可欠なものだと思われています。 しかし、実際はやる気がなくても会社に行っていたり、仕事をしている自分がいませんか。
ということは、何かを「やる」には自信や積極的な心構えを持つこと、あるいはやる気が必ずしも不可欠ではないのです。自信ややる気がなくても、消極的でも「やろうと考えたことをやる」のは結局のところ本人の分別や意志の力です。つまり行動は、自信や積極的な心構え、やる気ではありません。
それらが行動することに必要だと思っていること自体が行動を止める心の枠になることにもなるのです。
ですから、結果を出すためには自分がどんな固定観念(今回の場合なら、結果をだす行動をするためには、あらかじめ、自信や積極的な心構え、やる気が必要だといったこと)にとらわれているか気付くことが「違いを創る違い」になるともいえます。
といっても、固定観念は普段は気づかない潜在意識の部分にあります。でも、そのための最初の一歩が必要ですね!
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8月3日(木)11:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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