~ 違いを創る違い~ |
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| 以前に流行った言葉のひとつが「勝ち犬・負け犬」。30代の女性の生き方をあらわしたものでした。
その違いは結婚。人生には結婚をはじめ様々な出会いの場面があります。 そのシーンで違いを創る大きな要素の1つがコミュニケーションです。
さて、コミュニケーションとは何でしょうか。
似たような言葉に、対話、会話、情報伝達があります。
しかし、コミュニケーションはそのいずれとも異なります。英語で言えば、対話はダイアログ、会話はカンバセーション、情報伝達はインフォメーションです。
コミュニケーションはそれら以上のもっと広い大きな意味を持っています。 ところで、人生に違いを創るコミュニケーションはどの年代にとっても上手くなりたいものですね。
上手いと下手の「違い」を創る違いとは、どのようなことなのかでしょうか。 もちろん、違いはテクニックである場合もあります。でも、コミュニケーションは聴き方や話し方といったテクニックだけではありません。そこにいる人そのものに関わっているところが大きいのです。
その理由は次のことです。 最近は聴く技術やコーチングの技術がコミュニケーションを助けるものとして大きな話題になっています。しかし、テクニックばかりでも上手くいかないケースも多くあります。
例えば、やたらうなずくし、質問をしてくれるけど、話を聴いてもらっている感じがちっともしない。そんな方が周りにいませんか。
たぶんに、うなずきや質問のやり方を習ったのでしょう。 実は、コミュニケーションには基本的なステップがあります。一緒にいる、聴く、話す、といった段階です。
一緒にいるというのは、たとえ離れていても相手に興味や関心を向けている状態です。その状態だから、自然に話を聴くことができます。
聴いていると相手も自然に耳を傾けますから、そこで初めて話すことができるのです。ゆえにコミュニケーションは技術ではないといえます。
大切なのは、コミュニケーションしている人そのもの。相手と一緒にいるという、その人のあり方なのです。あり方に気付かずにテクニックを使っても決して上手くコミュニケーションを進めることができません。
コミュニケーションの上手い・下手の違いはテクニックということ以上に、「あり方」なのです。
つまりコミュニケーションにおける「あり方」こそが、違いを創る違いなんですね。
コミュニケーションの多くは、「あり方」からあらわれる態度や表情、そのほか話す速度や声の高低など、日頃は気付いていない部分に、つまり潜在意識に左右されています。
この部分は1人ではほとんど気付くことができません。 コミュニケーションに障害になる、私たちが作っているいる心の枠の問題です。
ここで、私たちが日常で気付いていない、心の枠の例をほんの一部を挙げてみましょう。
人前で上がってしまってはまずい。笑いや共感が得られる話をしなくてはいけない。自分は口べただから人前では話せない。話をするときはチャント話さなくてはならない。話を聞いたらその通りにやらなくてはいけない。などといったことです。
気付いていないところだから、単なる知識学習ではなかなか違いを創れません。 どうしたら、自分の心の枠に気付けるか?
心の枠に気付くことは、コミュニケーション、自己イメージ、将来の展望に大きな変化を生み出します。つまり自分を知るということなんですね。
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8月3日(木)11:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理
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