日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


蓬山ログビレッジについてご意見

知人からメールを頂きました。

 作原は、野上小学校区(旧野上村)の4地区の中の1地区で人口400人程度です。蓬山ログビレッジを作るにあたり、中山間地関係の補助金をもらうので、地元団体と言うことで、役所主体で結成させた団体だと思います。そのため今まで一部ログビレッジの運営を任され(管理人は施設管理公社の委託)、補助金を貰ってきました。
そのためこの協議会は、運営のための補助金に関して“利権”と捉えている部分があると思います。わずか400人の中からビレッジで仕事をする人を選ぶのですが、役職者の息のかかった人が仕事につける。一度仕事につくと80歳近くなっても、金がもらえるといってまともに布団を運べない体力でもやめない、やめさせられないようです。むらづくりの全体に年齢が高めです。
そのため地域では、「年寄りがいつになっても引退しない」という批判があったり、逆に「若い人は全然協力しない」と言う不満もあったりといった状況です。
以前野上地区と呼ばれる地区(現在約1300人)全体のむらづくり協議会にしようという話も合ったようですが、作原地区で手放さなかったということです。
 今後は当然このような体質では、経営が成り立たないと思います。また人材が(単なる頭数ではない)不足していると思います。

客は、年間を通じては水汲みの帰りの立ち寄り、入浴、山歩き・写真撮影等での立ち寄り、そば愛好家。
春~秋にかけては観光客(子連れ)が多い。自然の中でのバーベキュー、テニス、釣りなど。日帰り客が多く、宿泊客は土日に多い。

管理人について 現管理人の安藤道久氏(吉水在住)は、田沼町施設管理公社の委託で8年ぐらいやっているでしょうか(委託料は1日1万円ぐらいだと聞いたことがあります)。ビレッジの管理運営全般を考えてやってきた方です。考えてきたゆえに、運営を巡って作原むらづくり協議会とたびたび衝突してきました。そのため協議会側では快く思っていないようですが。この方は大変に人柄も良く、ビレッジのリピーターは、管理人がこの人だからまた来るという場合も多いようです。私はここが評判よいのは安藤さんの力によるものが大きいと思っています。まずこの人を協議会で雇ったほうがよいのではないでしょうか。この方に匹敵する人はいないと思うので。

ログビレッジ勤務者について 現在定年75歳と聞きますが、70歳に下げたほうがよいと思います。ちょっと年寄りすぎですよね。

 販売について 現在軽食堂及び売店がありますが、大した食べ物も品物もありません。ログビッレジは来客数も比較的多く食事、みやげ、宿泊者・入浴者用品などの需要もかなり高いと思います。また地元の40代の女性3人が交代で店員をやっていますが、あまり効率がよいとは思えません。
 そこで道の駅の運営が株式会社に変わりましたので、そちらで商品仕入れ、店員の研修等の協力を得てはいかがでしょうか。道の駅の篠原支配人は、元東武デパートの課長(だったかな?)だったので、仕入れ関係、コスト、研修等はかなりのプロです。ここの売り上げアップは、運営上もかなり重要になると思います。
また食堂の食べ物で、「ログビレッジ名物」の商品開発をぜひするべきだと思うのですが、地元JA女性会で年2回の蓬山まつりの時、ソバクレープを出していますのでこれなどを育ててみてはいかがでしょう。

直売所について これも上記売店と同様、ニーズはあると思いますので、もう少し本格化してみたらどうかと思います。やはり地元だけではなく、JAの協力を仰ぎ、品物を充実してはいかがでしょうか。

ソバレストランについて これも協議会そば部会で運営していますが、高齢化で人手が足りず、最近手打ちから機械うちに変えたと聞いています。農村レストランとしては県内でも定評がありますが、機械では、いずれ評判が下がることと思います。これも若い人が入ってこないから、ということですが、「若い人」たちは入れてもらえないといっています。


とりあえず思いつくままかきましたが、とにかくまず必要なのは石川社長が書いていたとおり、「責任者の選出・明確なテーマ・短期・中期・長期の事業計画」ですよね。これがないと、赤字は目に見えてます。できれば、道の駅株式会社に、販売だけではなく経営についてもアドバイスをいただいたほうがよいと思いますが。
“利権”と言う考えを捨て、(しがらみが多い・私が僕がのところが最近出てきているそうです。)といったところを、ゴーン社長のように、思い切って整理しないと赤字が、もっと膨らんでいくのではないでしょうか。
とにかく人材が不足しているので、すべてを自分たちでやるのではなく、外部の力を借りる姿勢がないと成り立たないと思います。まずむらづくり協議会を名称は変えなくても、野上地区に広げたほうがいいと思います。

ただ、JAの松島さんが、事務局で立上げまで手伝うそうですが、本当に地元を知っているだけにしがらみを切れないのではと、少々不安です。
ちなみに私は作原ではないですので、関係のない立場です。しかし指定管理者制度で作原むらづくり協議会が蓬山ログビレッジの運営に選ばれたときから、だいじょうぶかな~と心配していました。



 今日、本郷先生からメッセージ入りのレポートを頂きました。

野上のこと
私の願い・・・私は、県内のたくさんの川を知っていますが、山奥でない川の中で、野上の川は、きれいです。10年前はもっときれいでした。
 近年、カンやビンが流れ、アワが立つこともあり、残念でなりません。地元の人も排水に十分気を配り、各施設は特に下水浄化に力を入れ、その上で客にも厳しく守ってもらう。その天然の美しさを売りにするしかない。人口のものでは人は来ない。土地の人にとっては、山を歩くことは苦だが、都会、町内の人は、ただ自然の林道を歩いて、うまい水をのむことだけで、すばらしい良さを生かして下さい。



2月25日(土)22:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理

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