日本ブライト旅行社長のブログ
 
栃木県佐野市の旅行会社社長のひとり言です。
 


小沢新代表剛腕封印 「変わる!」けど顔ぶれ変わらず…

 民主党の小沢一郎新代表(63)が8日、役員人事の骨格を固めた。「新体制」は、鳩山由紀夫幹事長(59)、渡部恒三国対委員長(73)ら現執行部メンバー全員を再任し、代表選に敗れた菅直人元代表(59)を代表代行に据える方針で人事を決めた。代表就任で「変わらなきゃ」と決意表明した小沢氏だが、送金メール問題で総退陣した執行部の顔ぶれは“変化なし”。前原体制を引き継ぐ形で、「剛腕」封印をアピールし、挙党態勢の確立を現実のものにする構えだ。

 代表選の完勝劇を経て「小沢丸」が静かに船出した。「できるだけ党内融和を心掛けてやるということは間違いない」とパフォーマンス下手と評される小沢氏が、前執行部全員を再任するという“小沢流サプライズ”に打って出た。

 同氏はこの日午前、自宅で静養。午後から党本部で菅、鳩山両氏と会談を行った。7日の投票前の演説でイタリア映画「山猫」のセリフから「変わらずに生き残るためには、変わらなければならない」と決意を明かしたが、フタを開ければ、メール問題で失脚した前原誠司・前代表の執行部を引き継ぐ形となった。

 報道陣から“変わらないこと”を突っ込まれた小沢氏は「前原氏が責任を取る、と辞めたわけで、その他の役員を再任する妨げにはならない」との見方を示した。執行部再任の理由を、第一に国会会期中の混乱回避を挙げ「前の執行部にはいろいろな立場の人が入っている」と挙党態勢で混迷脱却に臨むとした公約をひとまずは守った形だ。

 メール問題で辞任をちらつかせた鳩山氏は、元のサヤに収まることになり「自分なりに反省している」とつぶやきながらも「執行部の顔ぶれは変わらないからといって、小沢氏の考え方も変わらないというわけではない」と新代表をフォロー。「前代表の組織を配慮している。それだけでも小沢代表の新しい姿での発進ではないか」と語った。

 かつての「壊し屋」時代なら選挙の圧勝劇の勢いを借り、側近を重用する人事を固める手法で、党内で不協和音を奏でたであろう小沢氏。だが、今は9月に改めて行われる代表選、さらに来年夏に控える参院選を見越し、“剛腕”を封印し、一枚岩を築くことで、内外にアピールする狙いもありそうだ。

 この日夜までに大半の役員から再任の了承を得ており、新体制は11日の両院議員総会での了承を経て正式発足。ソフト路線を示したが、体制見直しについて「国会終了後に考えるが、このままで良いと思えば9月まで」と“6月人事”にも含みを残し、党内ににらみを利かせる。小沢氏は「これが100%ではない。これを党内融和と見るかどうかは、あなた方(報道陣)の判断ですよ」とニンマリ笑った。

小沢連合ぶち上げ、反自公勢力結集…

 民主党の小沢一郎代表が反自民・公明勢力結集による「小沢連合構想」をブチ上げた。無所属の田中真紀子衆院議員や国民新党などとの連携も視野に、政権交代のためなら「くるもの拒まず」の態度で来年の参院選で与党を敗退に追い込む意気込み。前原誠司前代表時代には余裕綽々の自民党だったが、早くも小沢氏を牽制(けんせい)する声が出始めている。

 「自公政権ではだめだという人たちとは、どなたでも協力する。当たり前のこと」

 小沢氏は9日、代表選前の先週末に続いてテレビ3局をはしごし、反自公連合の結集を呼びかけた。

 鳩山由紀夫幹事長も同日、訪問先のソウルでの記者会見で、小沢氏から「選挙を最優先に考えてほしい。社民、国民新党などと協力して最高の候補者を出すべきだ」と指示を受けていたことを明らかにした。

 その布石となりそうなのが小沢氏と国民新党の綿貫民輔代表(78)の関係。両氏は民主党執行部が総退陣を表明する前日の先月30日、渡部恒三国対委員長(73)らと都内で会談。綿貫氏は小沢氏と当選同期の仲だ。

 また、無所属ながら代表選で小沢氏を支援した真紀子氏は、代表選後に小沢氏から電話があったことを明かし、近く会談する事を表明。新党日本の田中康夫代表も小沢氏とは以前から親交があるうえ、社民党にも連携を呼びかけていくという。

 小沢氏の狙いはズバリ、来年夏の参院選で自公を過半数割れさせ、参院での与野党逆転を実現すること。参院で野党が過半数を占めれば重要法案が通過しにくい状況を生み、与党に対して大きな揺さぶりとなるからだ。

 鳩山氏は9月の党代表選について、「(自民党)総裁選にぶつけるのが最もおもしろい。ずらすことは何の得にもならない」として自民党総裁選と同時実施する考えを示し、自民党と真っ向から対決する姿勢を見せる。

 こうした小沢氏に、自民党内からは早くも牽制する声が。森喜朗前首相は8日、奈良市で開かれたパーティーでのあいさつで「どこまでうまく続くのかという危惧がある」と、小沢体制の短命の可能性を指摘。さらに「どこから切っても、菅(直人氏)、鳩山、小沢しかでてこない。都合が悪くなると代表を切り、ぐるぐる回して国民の目を欺く民主党は『金太郎飴』としか言いようがない」との皮肉も。

 だが、自民党の片山虎之助参院幹事長は那覇市内での講演で「偽メール問題や今までの民主党のおかしさが全部洗い流される。自民党が浮かれていると風向き、潮目が変わるかもしれない」と述べ、まず11日告示の衆院千葉7区補選への影響を懸念した。小沢氏の剛腕神話が真実か、試される。



4月11日(火)00:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社長日記 | 管理

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